ESに書くとき · 65語

ESに書くときを表す座右の銘65選

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先に結論

ESは限られた文字数の勝負。言葉の紹介より、その言葉をどう行動に移してきたかを書けるかで選んでください。

エントリーシート(ES)の座右の銘欄は、面接での口頭回答と違い、決められた文字数の中で言葉と説明を書き切らなければならない。話し言葉であれば多少冗長でも聞き手に伝わるが、書き言葉では余分な言葉が文字数を圧迫し、伝えたい内容が入りきらなくなる。この記事では、ESの記述欄で座右の銘を書くときの視点と、面接の口頭回答との違いを解説する。

一

志を貫いた自分

7語
使い分け

結果まで出た経験は「初志貫徹」、知って終わらせず行動に移した話は「知行合一」が正確。

初志貫徹しょしかんてつ›

最初に心に決めた志や目標を、途中で投げ出さずに最後まで貫き通すこと。 何をどう貫いたかの具体的なエピソードを添えられるなら最適

ES ◎出典未特定
知行合一ちこうごういつ›

知識として知っていることと実際の行いは本来一つであり、知ったことは行動に移してこそ意味があるという考え方を表す言葉。 知識の量ではなく、実際に使った場面を書けるなら向く

ES ○出典: 王陽明『伝習録』巻上
意志堅固いしけんご›

一度決めたことを、周囲に流されず貫き通す強い意志を表す言葉。 性格の申告で終わらせず、変えなかった行動を書きたい

ES ○出典未特定
Where there's a will, there's a way.ウェア ゼアズ ア ウィル、ゼアズ ア ウェイ›

「意志あるところに道は開ける」という意味の英語のことわざ。 「意志あるところに道は開ける」と訳を併記して書けば意図が正確に伝わる

ES ◎出典: ジョージ・ハーバート編『Outlan…
Actions speak louder than words.アクションズ スピーク ラウダー ザン ワーズ›

「行動は言葉よりも雄弁である」という意味の英語のことわざ。 提案だけで終わらせなかった行動を併記できるなら成立する

ES ○出典未特定
志こころざし›

将来こうありたいと心に決めた目標や目的意識のこと。 字数があるぶん、志の中身と行動を書き切れる

ES ◎出典未特定
夢ゆめ›

将来実現させたいと思う事柄を表す一文字。 目標に向けて続けてきた行動とセットで書けるなら使える

ES ○出典未特定
二

コツコツ積み重ねた自分

8語
使い分け

「一日一善」は一日に一つという頻度を含み、日々の実践の記述に結びつけやすい。「点滴穿石」は続けた先に何が開いたかまで書ける場合に向く。

一日一善いちにちいちぜん›

一日に一つ、人のためになる善い行いをすることを心掛ける生き方や考え方。 思いやりや人柄の柔らかさを伝えたい場面に絞って

ES ○出典: 精選版日本国語大辞典
石の上にも三年いしのうえにもさんねん›

冷たい石の上でも三年座り続ければ温まるように、つらく苦しい状況でも辛抱強く努力や我慢を続ければ、いずれ必ず良い結果や報い…

出典未特定
積小為大せきしょういだい›

小さなことをこつこつと積み重ねていくことが、やがて大きな成果につながるという考え方を表す言葉。 小さな習慣が何につながったかまで書けると効く

ES ◎出典: 富田高慶『報徳記』
天才とは1%のひらめきと99%の努力であるてんさいとはいちぱーせんとのひらめきときゅうじゅうきゅうぱーせんとのどりょくである›

優れた才能やひらめきよりも、地道な努力の積み重ねこそが偉業を成し遂げる原動力になるという考え方を表す言葉。 有名すぎる言葉なので、自分の経験の記述量で差をつける必要がある

ES ○出典: 『ハーパーズ・マンスリー』1932年…
自彊不息じきょうふそく›

自分自身を励まし奮い立たせ、休むことなく努力を続けることを表す言葉。 自分で課題を設定して続けた経験を書けるなら最適

ES ◎出典: 『易経』乾卦・象伝
早起きは人を健康に、裕福に、賢明にするはやおきはひとをけんこうに、ゆうふくに、けんめいにする›

「早寝早起きは人を健康にし、豊かにし、賢くする」という意味の英語のことわざ "Early to bed and earl… 朝の時間を何に使い何が進んだかまで書けるなら成立する

ES ○出典: John Clarke "Paroe…
Rome wasn't built in a day.ローマ ワズント ビルト イン ア デイ›

「ローマは一日にして成らず」という意味の英語のことわざ。 記録を絶やさなかったなど継続の事実を具体的に書けるなら最適

ES ◎出典: 『Li Proverbe au Vi…
点滴穿石てんてきせんせき›

わずかな水のしずくでも、同じ場所に落ち続ければやがて硬い石に穴を開けるように、小さな力でも根気よく続ければ大きなことを成… 文字で見せる場なので読みの難しさが障害にならず、字面の強さが効く

ES ◎出典: 『漢書』枚乗伝「泰山之霤穿石、單極之…
三

迷わず行動した自分

13語
使い分け

「勇往邁進」は前進の意志を印象づける。慎重さや計画性を書きたい文脈では無鉄砲に響きかねない。

勇往邁進ゆうおうまいしん›

恐れやためらいを一切捨て、目標や目的に向かってひたすらまっすぐに突き進んでいくことを表す言葉。 抱負・意気込みを語る文脈に向く

ES ◎出典未特定
一念発起いちねんほっき›

あることをやり遂げようと、心を強く決意して新たに取り組み始めることを表す言葉。 決意の瞬間だけでは薄い。行動と結果を同じ段落に書けるとよい

ES ○出典: 『歎異抄』第十四条
心機一転しんきいってん›

何かをきっかけに、それまでの気持ちをすっかり入れ替えて新たな気持ちで物事に取り組むことを表す言葉。 立て直しの導入に使える。切り替え後の行動まで書きたい

ES ○出典未特定
独立独歩どくりつどっぽ›

他人に頼らず、自分自身の考えと力で物事を進めていくことを表す言葉。 前例のない状況を自力で進めた具体例と併記したい

ES ○出典未特定
千里の道も一歩からせんりのみちもいっぽから›

どんなに遠く大きな目標であっても、まずは目の前の小さな一歩を踏み出すことから始まるということわざ。 最初に始めた一つのことを具体的に書けるなら最適

ES ◎出典: 『老子』第64章「千里之行、始於足下…
案ずるより産むが易しあんずるよりうむがやすし›

出産前はあれこれ心配するものだが、実際に産んでみると案外たやすいように、物事はやってみる前にあれこれ心配するよりも、実際… 準備不足の言い訳に読めない書き方であれば使える

ES ○出典未特定
蒔かぬ種は生えぬまかぬたねははえぬ›

種をまかなければ芽は出ないように、自分から行動を起こさなければ、良い結果は得られないということわざ。 応募・提案など着手した事実を具体的に書きやすい

ES ◎出典未特定
Nothing ventured, nothing gained.ナッシング ヴェンチャード、ナッシング ゲインド›

「何も挑戦しなければ、何も得られない」という意味の英語のことわざ。 実際に挑戦した具体的な行動と併記できるなら成立する

ES ○出典未特定
God helps those who help themselves.ゴッド ヘルプス ホーズ フー ヘルプ ゼムセルブズ›

「天は自ら助くる者を助く」という意味の英語のことわざ。 指示を待たずに動いた具体的な経験と併記できるなら成立する

ES ○出典: アルジャーノン・シドニー『Disco…
The journey of a thousand miles begins with a single step.ザ ジャーニー オブ ア サウザンド マイルズ ビギンズ ウィズ ア シングル ステップ›

「千里の道も一歩から」という意味の英語の格言。 最初にやったことを具体的に書けるなら最適

ES ◎出典: 『老子』第64章「千里之行、始於足下…
Better late than never.ベター レイト ザン ネバー›

「遅れても、まったくしないよりはましだ」という意味の英語のことわざ。 出遅れた後に何をやり切ったかまで書けるなら成立する。理由の説明で終わると言い訳に読まれる

ES ○出典: リウィウス『ローマ建国以来の歴史』第…
Never put off till tomorrow what you can do today.ネバー プット オフ ティル トゥモロー ワット ユー キャン ドゥー トゥデイ›

「今日できることを明日に延ばすな」という意味の英語の格言。 先延ばしにしなかった具体的な習慣を書けるなら成立する

ES ○出典: フィリップ・スタンホープ
拓たく›

自らの手で道を切り開いていく姿勢を表す一文字。 立ち上げや前例のない取り組みの経験と併記できるなら成立する

ES ○出典未特定
四

誠実に向き合った自分

7語
使い分け

「誠心誠意」は具体的な行動とセットで書かないと形式的に響きやすい。

誠心誠意せいしんせいい›

偽りのない真心を込めて、誠実に物事に取り組むこと。 具体的な行動とセットで書けば誠実さが伝わる

ES ○出典未特定
質実剛健しつじつごうけん›

飾り気がなく誠実で、心身ともに強くたくましいこと。 堅実さを評価してほしい場面に絞って使う

ES ○出典: 精選版日本国語大辞典
Honesty is the best policy.オネスティ イズ ザ ベスト ポリシー›

「正直は最善の策」という意味の英語のことわざ。 誠実さを損得ではなく行動で示すエピソードがあれば使える

ES ○出典: Sir Edwin Sandys『E…
信しん›

嘘やごまかしのない誠実さを持ち、人からの信頼を大切にする姿勢を表す一文字。 約束を守った具体的な行動を書き添えられるなら使える

ES ○出典未特定
真しん›

偽りやごまかしのない、ありのままの誠実さを表す一文字。 「誠」「信」ではなくこの字を選ぶ理由を書き添えられるなら使える

ES ○出典未特定
成功者ではなく、価値ある人間になろうとせよせいこうしゃではなく、かちあるにんげんになろうとせよ›

世間的な成功だけを追い求めるのではなく、周囲に価値を与えられる人間であろうとすることが大切だという考え方を表す言葉。 評価指標を自分で選んだ判断の例とセットで書くと強い

ES ○出典: 『ライフ』誌1955年5月2日号
大きなことをする必要はない。小さなことを大きな愛を込めて行えばよい。おおきなことをするひつようはない。ちいさなことをおおきなあいをこめておこなえばよい。›

特別に大きなことを成し遂げなくても、日々の小さな行いに真心を込めることに価値があるという考え方を表す言葉。 引き受けた小さな作業の具体を一つ添えると成立する

ES ○出典未特定
五

一つのことに打ち込んだ自分

3語
使い分け

「一意専心」は複数の目標を並べるより、一つを深く掘り下げた経験と合わせると言葉の意味に合う。

六

学び、成長し続けた自分

5語
使い分け

「日進月歩」は本来、個人よりも技術や業界の変化の速さを語る言葉。学び続ける姿勢の根拠とセットで書く。

七

慎重に備えた自分

3語
使い分け

「用意周到」は事前の準備そのもの、「石橋を叩いて渡る」は用心を重ねる堅実さに重心がある。

そのほかの座右の銘

19語
明めい›

物事の本質を曇りなく見通す明るく澄んだ心を表す一文字。 曇らせずに見ようとしている対象を具体的に書けるなら効く

ES ○出典未特定
剛毅木訥ごうきぼくとつ›

意志が強く飾り気がなく、口数は少ないが誠実な人柄を表す言葉。 読み手が語を知らない前提で、意味を一言添えると伝わる

ES ○出典: 『論語』子路第十三「剛毅木訥、近仁」
全身全霊ぜんしんぜんれい›

体と心のすべて。 何に注いだかの経験とセットで書けば説得力が出る

ES ○出典未特定
克己こっき›

自分の感情・欲望・邪念などにうちかつこと。 「何に克ったか」を一文で書き添えると、重い語が浮かない

ES ○出典: 『論語』顔淵「克己復禮爲仁」
精進しょうじん›

一つのことに精神を集中して、ひたむきに励むこと。 抱負の一文に収まりがよいが、具体的な行動とセットで書く

ES ○出典: 梵語 vīrya の訳
早起きは三文の徳はやおきはさんもんのとく›

早起きをすると健康にもよく、そのほか何かとよいことがあるということ。 朝の時間に何をして何が進んだかまで書けるなら成立する

ES ○出典未特定
失敗は成功のもとしっぱいはせいこうのもと›

失敗しても、その原因を振り返って方法や欠点を改めれば、かえってその後の成功につながるということ。 具体的な失敗と改めた点を一組で書けるなら成立する

ES ○出典未特定
百聞は一見に如かずひゃくぶんはいっけんにしかず›

人から何度も聞くより、自分の目で一度見るほうが確かで、よくわかる、ということ。 行動の事実と気づきを書くと裏づけになる

ES ○出典: 『漢書』趙充国伝「百聞不如一見
虎穴に入らずんば虎子を得ずこけつにいらずんばこじをえず›

危険を冒さなければ、大きな成功や成果は得られない、というたとえ。 リスクと備えを具体で書けるなら使える

ES ○出典: 『後漢書』班超伝「不入虎穴、不得虎子…
備えあれば憂いなしそなえあればうれいなし›

日ごろから万一に備えて準備をしておけば、いざ事が起きても少しも心配することはない、ということ。 想定した事態と講じた手当てを数字や事実で書くと裏づけになる

ES ○出典: 『書経』説命中「有備無患」
縁の下の力持ちえんのしたのちからもち›

人目につかない所で他人のために力を尽くし、苦労すること、またそのような人のたとえ。 役割と成果を具体的に書くと、控えめな印象が裏づけに変わる

ES ○出典未特定
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ›

知らないことを人に尋ねるのはその場だけの恥だが、聞かずに済ませれば一生知らないままで恥をかく、だから知らないことは積極的… 質問して状況が変わった経験を書くと裏づけになる

ES ○出典未特定
三人寄れば文殊の知恵さんにんよればもんじゅのちえ›

凡人でも三人集まって相談すれば、思いがけないよい知恵が浮かぶものだということ。 人を巻き込んで解決した経験と、誰が何を出したかをセットで書ける

ES ○出典未特定
彼を知り己を知れば百戦殆うからずかれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず›

敵と自分の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない。 毎試合後の自己評価など、己を知る具体的な行動を添えられる

ES ○出典: 『孫子』謀攻篇「知彼知己、百戰不殆」
一隅を照らすいちぐうをてらす›

自分が置かれた持ち場や目立たない場所で、手を抜かず務めを果たし、周りに光を届けること。 係や役割での継続した行動の例と相性がよい

ES ○出典: 最澄『山家学生式』
艱難汝を玉にすかんなんなんじをたまにす›

人は苦労や困難を乗り越えてはじめて、立派な人物になるということ。 苦労の大きさでなく、乗り越える過程の工夫を書くと説得力が出る

ES ○出典: 西洋のことわざ
少年老い易く学成り難ししょうねんおいやすくがくなりがたし›

若いと思っているうちにも年月はすぐ過ぎ、学問はなかなか成就しないということ。 学んだ具体的な行動とセットで書けば説得力が出る

ES ○出典: 精選版日本国語大辞典・デジタル大辞泉…
雨ニモマケズあめにもまけず›

宮沢賢治が病床の手帳に書きとめたメモ。 人柄を一節の解釈とともに語るのに向く

ES ○出典: 『【新】校本宮澤賢治全集』第十三巻
少年よ大志を抱けしょうねんよたいしをいだけ›

若者は大きな志を持って世に出よという励まし。 大志を自分の具体的な目標に置き換えて書く

ES ○出典: 北海道大学公式FAQ

選び方の解説

ESの座右の銘欄で最初に決めるべきは、座右の銘そのものとエピソードの説明にどれだけ文字数を配分するかだ。文字数制限が短い場合は、座右の銘の紹介に文字数を割きすぎると、根拠となるエピソードを書くスペースが足りなくなる。先に文字数の配分を決めてから言葉を選ぶと、書き始めてから文字数が足りなくなる事態を避けられる。

面接の口頭回答であれば、聞き手の反応を見ながら説明を足したり削ったりできるが、ESの文章は一度書いたら読み手の解釈に委ねるしかない。そのため、口頭で使うと自然な言い回しも、書き言葉にすると冗長に見えることがある。ESでは話すときよりも一段階、言葉を削ぎ落とす意識が必要になる。

短い文字数の中で座右の銘を紹介する場合、由来の説明を省略せざるを得ないことも多い。その場合は、由来よりも「その言葉をどう仕事や学業に活かしてきたか」という実績・行動の記述を優先する方が、限られた文字数の中では効果的になりやすい。

使い分けの注意点

座右の銘欄の文字数が十分にある企業のESと、一言で答える形式のESとでは、選ぶべき言葉の長さが変わる。文字数に余裕がある場合は、四字熟語のような凝縮された言葉より、エピソードと結びつけやすい言葉を選ぶ余地が広がる。

ESに書いた座右の銘は、その後の面接で同じ内容を口頭で説明する場面につながることが多い。ES用に削ぎ落とした説明と、面接で語る詳しい説明にあまりに差がありすぎると、一貫性のなさを疑われることがある。ESの記述はあくまで要約であり、面接ではその背景を補って語る、という役割分担を意識しておくとよい。

迷ったら

響きで選ばず、由来まで語れるかで決めてください。各語のページに、深掘りされたときの答え方まで載せています。

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