ことわざ由来の座右の銘 · 42語

ことわざ由来の座右の銘を表す座右の銘42選

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先に結論

ことわざは口語的で親しみやすいぶん、改まった場では軽く響くことがあります。使う場面の格に合うかを確かめてから選んでください。

ことわざを座右の銘にする人は多いが、ことわざは日常の会話の中で使われてきた言葉であるぶん、辞書的な意味とは別に、使われる文脈によって前向きにも皮肉にも聞こえる言葉が混じっている。この記事では、ことわざを座右の銘として選ぶときに確認しておきたい意味の広がりと、場面に応じた使い分けの注意点を解説する。

一

こつこつ続ける

5語
使い分け

「継続は力なり」が続けること自体の成長を語るのに対し、「石の上にも三年」はつらい状況に耐えて留まる忍耐に重心がある。「雨垂れ石を穿つ」「塵も積もれば山となる」は小さな積み重ねの効果、「桃栗三年柿八年」は成果までに必要な時間を語る。

二

転んでも立ち上がる

3語
使い分け

「七転び八起き」は口語的で柔らかく、「七転八起」は同じ内容を四字熟語に引き締めた書き言葉寄りの表現。「苦あれば楽あり」は立ち上がる行動よりも、苦の先に楽が来るという見通しに重心がある。

三

まず一歩を踏み出す

3語
使い分け

「千里の道も一歩から」は遠大な目標への着手を、「蒔かぬ種は生えぬ」は行動しなければ何も得られないという因果を語る。「好きこそ物の上手なれ」は、踏み出して続ける原動力を好きという気持ちに置く。

四

考えすぎずに構える

2語
使い分け

「案ずるより産むが易し」は着手前の心配を手放させる言葉、「明日は明日の風が吹く」は先のことを思い悩まず今を生きる構えを表す。考え込みがちな自分への銘として選ばれる。

五

慎重に、確実に進む

3語
使い分け

「石橋を叩いて渡る」は用心深さそのもの、「急がば回れ」は急ぐときこそ確実な道を選ぶ判断を語る。「二兎を追う者は一兎をも得ず」は的を絞る戒めで、慎重さの中身がそれぞれ異なる。

六

謙虚さと視野を保つ

3語
使い分け

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は立派になるほど謙虚であれという教え、「井の中の蛙大海を知らず」は狭い世界での慢心への戒め。「光陰矢の如し」は時間を無駄にしないという自戒として掲げられる。

そのほかの座右の銘

23語
情けは人の為ならずなさけはひとのためならず›

人にかけた情けは、巡り巡っていずれ自分自身に良い形で返ってくるということわざ。

出典未特定
雨降って地固まるあめふってじかたまる›

もめごとなど悪いことが起こったあと、かえって基盤がしっかりして、前より良い状態になることのたとえ。

出典未特定
早起きは三文の徳はやおきはさんもんのとく›

早起きをすると健康にもよく、そのほか何かとよいことがあるということ。

出典未特定
失敗は成功のもとしっぱいはせいこうのもと›

失敗しても、その原因を振り返って方法や欠点を改めれば、かえってその後の成功につながるということ。

出典未特定
笑う門には福来るわらうかどにはふくきたる›

いつも笑いの絶えない人の家には、自然と幸福がめぐってくるということ。

出典未特定
百聞は一見に如かずひゃくぶんはいっけんにしかず›

人から何度も聞くより、自分の目で一度見るほうが確かで、よくわかる、ということ。

出典: 『漢書』趙充国伝「百聞不如一見
虎穴に入らずんば虎子を得ずこけつにいらずんばこじをえず›

危険を冒さなければ、大きな成功や成果は得られない、というたとえ。

出典: 『後漢書』班超伝「不入虎穴、不得虎子…
能ある鷹は爪を隠すのうあるたかはつめをかくす›

本当に実力のある者は、それをむやみに見せびらかさない、というたとえ。

出典未特定
備えあれば憂いなしそなえあればうれいなし›

日ごろから万一に備えて準備をしておけば、いざ事が起きても少しも心配することはない、ということ。

出典: 『書経』説命中「有備無患」
鉄は熱いうちに打ててつはあついうちにうて›

鉄は熱して柔らかいうちに打たなければ形が整わないように、好機を逃さず事を進めよ、また、若く柔軟なうちに鍛えよ、という教え…

出典: 西洋のことわざの翻訳
縁の下の力持ちえんのしたのちからもち›

人目につかない所で他人のために力を尽くし、苦労すること、またそのような人のたとえ。

出典未特定
人事を尽くして天命を待つじんじをつくしててんめいをまつ›

人間の力でできることはすべてやり、その結果は天の定めに任せるということ。

出典: 胡寅『読史管見』晋紀・武帝
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ›

知らないことを人に尋ねるのはその場だけの恥だが、聞かずに済ませれば一生知らないままで恥をかく、だから知らないことは積極的…

出典未特定
三人寄れば文殊の知恵さんにんよればもんじゅのちえ›

凡人でも三人集まって相談すれば、思いがけないよい知恵が浮かぶものだということ。

出典未特定
彼を知り己を知れば百戦殆うからずかれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず›

敵と自分の情勢をよく知って戦えば、何度戦っても敗れることはない。

出典: 『孫子』謀攻篇「知彼知己、百戰不殆」
勝って兜の緒を締めよかってかぶとのおをしめよ›

戦いに勝っても気をゆるめず、次に備えて身を引き締めよという教え。

出典: 『蔭凉軒日録』文明17年
人間万事塞翁が馬にんげんばんじさいおうがうま›

人生の幸不幸は前もって見通せず、不運に見えたことが幸運のもとになり、幸運に見えたことが不運のもとになることもある。

出典: 『淮南子』人間訓「近塞上之人有善術者…
己の欲せざる所は人に施す勿れおのれのほっせざるところはひとにほどこすなかれ›

自分がされたくないことは、相手も望まないのだから、人に対してしてはならない。

出典: 『論語』衛霊公篇「其恕乎、己所不欲、…
過ぎたるは猶及ばざるが如しすぎたるはなおおよばざるがごとし›

度が過ぎるのは、足りないのと同じようによくない。

出典: 『論語』先進篇「子貢問、師與商也孰賢
上善は水の如しじょうぜんはみずのごとし›

最高の善とは水のようなものだ、ということ。

出典: 『老子』八章
柔よく剛を制すじゅうよくごうをせいす›

しなやかで弱く見えるものが、かたく強いものの勢いをうまく受け流し、最後には勝つということ。

出典: 『三略』上略「柔能制剛、弱能制強」
艱難汝を玉にすかんなんなんじをたまにす›

人は苦労や困難を乗り越えてはじめて、立派な人物になるということ。

出典: 西洋のことわざ
少年老い易く学成り難ししょうねんおいやすくがくなりがたし›

若いと思っているうちにも年月はすぐ過ぎ、学問はなかなか成就しないということ。

出典: 精選版日本国語大辞典・デジタル大辞泉…

選び方の解説

ことわざの多くは、教訓を伝える目的で長く語り継がれてきた言葉だが、中には字面だけを見ると教訓なのか皮肉なのか判断しづらいものがある。座右の銘として掲げる前に、そのことわざが一般的にどんな文脈で使われることが多いかを確認しておくと、意図と異なる受け取られ方を避けられる。

ことわざは四字熟語に比べて口語的で親しみやすい響きを持つ。この親しみやすさは日常会話では長所になるが、フォーマルな場では軽く聞こえてしまうことがある。座右の銘として使う場面がどの程度の改まった場かを想定してから選ぶとよい。

また、ことわざには似た意味を持ちながら真逆の教訓を示すものが対で存在することがある。状況によって適切な教えが変わる性質のことわざも多いため、自分が置かれている状況にどちらの教えが合うかを考えてから座右の銘に選ぶと、説明に説得力が出る。

使い分けの注意点

ことわざを座右の銘にする場合、口語的な響きゆえに就職活動などの改まった場では四字熟語よりもくだけた印象を与えることがある。使う場面に応じて、ことわざのままにするか、より硬い言い回しの四字熟語に近い言葉を選ぶかを検討するとよい。

ことわざの中には地域や世代によって使われ方に幅があるものもある。座右の銘として紹介する際は、自分が理解している意味と、聞き手が想定する意味にずれがないか、説明を添えて確認しておくと誤解を防げる。

迷ったら

響きで選ばず、由来まで語れるかで決めてください。各語のページに、深掘りされたときの答え方まで載せています。

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