Better late than never.(ベター レイト ザン ネバー)
「遅れても、まったくしないよりはましだ」という意味の英語のことわざ。始めるのが遅くなったとしても、やらずに終わるより価値があるという見方を表す。ローマの歴史家リウィウスのラテン語の一句が、中世英語を経て現在の形に定着した。
最終更新日:
そのまま使える例文
面接で「座右の銘は Better late than never です」と答え、二年生の途中から始めた語学の学習を卒業までに資格の形にした経緯を話した。
深掘りに備える — 由来
ラテン語の「potius sero quam numquam」(決してしないよりは遅れてでも)にさかのぼる。ローマの歴史家リウィウス『ローマ建国以来の歴史』第4巻第2章に見える一句で、もとは無謀な動きに対して遅れてでも立ち向かうべきだ、という政治的な文脈で使われた表現である。
聞かれたら: 「リウィウス『ローマ建国以来の歴史』第4巻第2章「…に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
由来の全文を読む
ラテン語の「potius sero quam numquam」(決してしないよりは遅れてでも)にさかのぼる。ローマの歴史家リウィウス『ローマ建国以来の歴史』第4巻第2章に見える一句で、もとは無謀な動きに対して遅れてでも立ち向かうべきだ、という政治的な文脈で使われた表現である。英語で記録に残る最も古い例は、ジェフリー・チョーサー『カンタベリー物語』の一篇「参事会員の従者の話」の序(The Canon's Yeoman's Prologue、1386年頃)にある「For bet than nevere is late.」で、これが現在の形の直接の元とされる。以後16〜17世紀の英語のことわざ集に採られて綴りが固まり、日常語として定着した。もとのラテン語が「立ち向かうのに遅すぎることはない」という決断の遅れを扱う一句だったのに対し、英語のことわざとしては、出遅れた個人の行動を肯定する言い回しへと使われ方が移っている点は、由来として押さえておきたい。
似た語と間違えない
「一念発起」が思い立った瞬間の決意そのものを指すのに対し、この語は自分が遅れているという事実を認めたうえで、それでも始めるほうがよいと選ぶ判断に重心がある。同じ英語のことわざでも「Never put off till tomorrow what you can do today.」は先延ばしを戒めて今すぐ動けと言うのに対し、こちらはすでに出遅れた後の行動を肯定する言葉で、指している時点が違う。
対義語: 後の祭り、先んずれば人を制す
こんなシーンで使う
ESや面接で、始めるのが遅かった取り組みについて語る場面に向く。読み手である採用担当者には「出遅れを自覚したうえで動いた人」と映るが、遅れた理由の説明で終わると言い訳として読まれる。遅れて始めて何をどこまでやり切ったかまで書いて初めて成立する言葉である。また、締め切りのある約束について自分から使うと、遅れることを軽く見ている印象を与える。遅れた側が自分に使うのではなく、遅れてきた相手を受け入れる側から使うほうが角が立たない。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- Better late than never.の類義語は?
- 一念発起、思い立ったが吉日、六十の手習い
- Better late than never.はどんな場面で使いますか?
- ESに書くとき
- Better late than never.の由来は?
- ラテン語の「potius sero quam numquam」(決してしないよりは遅れてでも)にさかのぼる。ローマの歴史家リウィウス『ローマ建国以来の歴史』第4巻第2章に見える一句で、もとは無謀な動きに対して遅れてでも立ち向かうべきだ、という政治的な文脈で使われた表現である。