有名人・経営者の座右の銘 · 27

有名人・経営者の座右の銘を表す座右の銘27

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先に結論

有名人の言葉は名前ではなく中身で選んでください。出典を示せるか、伝えたい価値観と発言者の分野が揃っているかが基準になります。

有名人や経営者の言葉を座右の銘にする人は多いが、インターネット上で「〇〇の名言」として広まっている言葉の中には、実際にはその人物が発言した記録が確認できないものが少なからず混じっている。この記事では、有名人の言葉を座右の銘として借りる前に確認しておきたい出典の見分け方と、選ぶときの注意点を解説する。

行動と挑戦を語る

5
使い分け

「為せば成る」は行動を起こすこと自体に重心があり、行動しなければ何も変わらないという戒めを含む。「知行合一」は知識を行動で裏づける王陽明の教え、ヘレン・ケラーの言葉は挑戦し続けることに人生の意味を置く。

失敗と継続を語る

5
使い分け

松下幸之助とチャーチルの言葉はどちらも失敗の捉え直しだが、前者は「やめなければ失敗ではない」という継続を、後者は「情熱を失わないこと」という心の持続を語る。エジソンの言葉は努力の量、二宮尊徳の「積小為大」は小さな積み重ねに焦点がある。

失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければそれは成功になる。しっぱいしたところでやめてしまうからしっぱいになる。せいこうするところまでつづければそれはせいこうになる。

途中でやめてしまうことこそが本当の失敗であり、成功するまで続けさえすれば、それは成功だという考え方を表す言葉。

出典: 松下幸之助『人を活かす経営』
成功とは、失敗を重ねてもなお情熱を失わないことであるせいこうとは、しっぱいをかさねてもなおじょうねつをうしなわないことである

成功とは失敗しないことではなく、何度失敗しても情熱を失わずに挑戦を続けられることだという考え方を表す言葉。

出典未特定
天才とは1%のひらめきと99%の努力であるてんさいとはいちぱーせんとのひらめきときゅうじゅうきゅうぱーせんとのどりょくである

優れた才能やひらめきよりも、地道な努力の積み重ねこそが偉業を成し遂げる原動力になるという考え方を表す言葉。

出典: 『ハーパーズ・マンスリー』1932年…
積小為大せきしょういだい

小さなことをこつこつと積み重ねていくことが、やがて大きな成果につながるという考え方を表す言葉。

出典: 富田高慶『報徳記』
Every cloud has a silver lining.エヴリ クラウド ハズ ア シルバー ライニング

「どんな雲にも銀の裏地がある」という意味の英語のことわざ。

出典: ジョン・ミルトン『コーマス』

学びと自省を語る

5
使い分け

「初心忘るべからず」は慣れた後こそ未熟だった頃を思い出す自己反省の言葉で、経験を積んだ人が使ってこそ自然に響く。「汝自身を知れ」は自己理解、ガンディーの言葉は終わりなき学び、「不易流行」は変えないものと変えるものの見極めを語る。

信念と価値観を語る

4
使い分け

坂本龍馬の歌は他人の評価に動じない信念を、アインシュタインとマザー・テレサの言葉は成功の大きさより行いの価値を語る。「敬天愛人」は西郷隆盛が生涯重んじた、天を敬い人を愛する思想。

仕事と時間を語る

4
使い分け

渋沢栄一の「論語と算盤」は道徳と利益の両立、稲盛和夫の方程式は能力より考え方を重んじる仕事観。フランクリンの2つの言葉はいずれも時間と生活習慣の使い方を説く。

世の中を見る目を語る

4
使い分け

福沢諭吉の言葉は人の平等を、夏目漱石の一節は世渡りの難しさを語る。「ペンは剣よりも強し」は言葉の力を信じる立場、「All that glitters is not gold.」は見かけで判断しない戒めで、いずれも人と社会への眼差しを示す。

選び方の解説

有名人の座右の銘・名言として紹介される言葉は、講演や著書の中で実際に本人が語った記録が残っているものと、後年になって誰かが要約・意訳した結果、本人の発言として広まってしまったものが混在している。前者は出典(著書名・講演名など)を示せるが、後者は出典を辿ろうとしても「よく言われている」以上の裏付けが見つからないことが多い。

この見分けが座右の銘選びにおいて重要なのは、面接やスピーチで「〇〇さんの言葉です」と紹介したときに、出典を聞かれる可能性があるからだ。出典を答えられない状態で著名人の名前を出すと、正確性を確認しないまま人の名前を借りている印象を与えかねない。

出典が確認できない場合の対応としては、「〇〇さんの言葉とされている」という表現にとどめるか、そもそも人物名を出さずに言葉の内容だけを座右の銘として紹介する、という2つの選択肢がある。人物名を出すこと自体が目的でないなら、後者を選ぶ方が安全な場合もある。

使い分けの注意点

経営者・スポーツ選手・研究者など、有名人の属性によって座右の銘として説得力を持つ場面は異なる。ビジネスの文脈で語るなら経営者や実業家の言葉、努力や継続を語るならスポーツ選手の言葉というように、伝えたい価値観と発言者の分野を揃えると説明が自然になる。

同じ人物の言葉であっても、講演ごとに表現が微妙に異なる場合がある。複数のバージョンが流通している言葉を使う場合は、どの文献・どの場面での発言を参照したかを自分の中で一つに決めておくと、深掘りされたときに答えがぶれない。

迷ったら

響きで選ばず、由来まで語れるかで決めてください。各語のページに、深掘りされたときの答え方まで載せています。

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