一意専心いちいせんしん

他のことに一切気を取られず、ただ一つの物事だけに心を集中させることを表す言葉。目標や仕事、学業などに脇目もふらずひたすら打ち込む姿勢を指し、意志を一つにまとめて取り組む様子を強調する際に使われる。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接学業や仕事への集中力を、格調高い響きで伝えられる
ES一つの物事を深く掘り下げた経験を語るなら最適
スピーチ『管子』由来の格調があり、改まった場に合う
注意: 複数の目標を同時に追う器用さを語る文脈には合わない。一つに絞る姿勢とセットで。

そのまま使える例文

スピーチ

スピーチの締めくくりに、「これからも一意専心、目標達成に努めます」と決意を語った。

彼は資格取得のため、半年間一意専心して勉強に取り組んだ。
面接面接で得意なことを聞かれ、「一意専心、一つのことに深く集中できる点です」と答えた。
同僚は「彼は一意専心のタイプで、一つの案件に集中すると周りの声も気にならないようだ」と評した。

深掘りに備える — 由来

出典: 管子

出典は中国の古典『管子』の「内業」篇とされる。同篇には「四体既に正しく、血気既に静かにして、意を一にし心を摶らにし、耳目、淫せざれば、遠しと雖も近きが若し」という一節があり、この中の「意を一にし心を摶らにす」という表現が「一意専心」(原文では「一意摶心」)の由来とされる。

聞かれたら: 「管子に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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出典は中国の古典『管子』の「内業」篇とされる。同篇には「四体既に正しく、血気既に静かにして、意を一にし心を摶らにし、耳目、淫せざれば、遠しと雖も近きが若し」という一節があり、この中の「意を一にし心を摶らにす」という表現が「一意専心」(原文では「一意摶心」)の由来とされる。身体を正しく保ち、心を静めて意識を一つに集中させれば、遠くのものごとも身近なことのように明確に把握できる、という趣旨の教えである。『管子』は春秋斉の政治家・管仲の思想を継ぐ後学によって、戦国から秦漢期にかけてまとめられた書とされる。この故事から、一つのことに心を集中させる姿勢を表す言葉として用いられるようになった。

似た語と間違えない

一意専心他のことに一切気を取られず、ただ一つの物事だけに心を集中させることを表す言葉。
一心不乱ただ一つの物事に心を集中させ、他のことには一切気を取られない状態を表す言葉。
一所懸命
誠心誠意偽りのない真心を込めて、誠実に物事に取り組むこと。

一意専心は「意を一にする」という管子の教えのとおり、意志を一点にまとめる理性的な集中を表すのに対し、一心不乱は雑念そのものが消えるような没入状態を表す点で重心が異なる。一所懸命は成果を出すための必死さ・懸命さに焦点があり、誠心誠意は集中力よりも相手への誠実な態度を表す言葉である点で使い分けられる。

対義語: 優柔不断、右顧左眄、狐疑逡巡

こんなシーンで使う

『管子』由来のやや格調高い響きを持つため、面接・スピーチ・自己PRなど改まった場で学業や仕事への集中力を伝えたいときに向く。散らばりがちな意識を一つにまとめるという含意があるので、複数の目標を同時に追う器用さより、一つの物事を深く掘り下げる姿勢を語りたいときに使うと言葉の意味に合う。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

一意専心の類義語は?
一心不乱、一所懸命、誠心誠意
一意専心の由来は?
出典は中国の古典『管子』の「内業」篇とされる。同篇には「四体既に正しく、血気既に静かにして、意を一にし心を摶らにし、耳目、淫せざれば、遠しと雖も近きが若し」という一節があり、この中の「意を一にし心を摶らにす」という表現が「一意専心」(原文では「一意摶心」)の由来とされる。
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