論語と算盤(ろんごとそろばん)
道徳と利益追求は対立するものではなく、両立させてこそ事業は続くという考え方。実業家・渋沢栄一の談話を集めた同名の書物の題名で、『論語』が道徳を、算盤が商売の計算をそれぞれ表している。
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そのまま使える例文
創業記念の挨拶で「うちの商売はずっと論語と算盤でやってきました」と述べ、無理な値引き要請を断った過去の判断を例に挙げた。
深掘りに備える — 由来
渋沢栄一(1840-1931)の談話・演説を梶山彬が編み、大正5年(1916年)9月に東亜堂書房から刊行された書物の題名。10篇90章からなる。
聞かれたら: 「渋沢栄一述・梶山彬編『論語と算盤』に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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渋沢栄一(1840-1931)の談話・演説を梶山彬が編み、大正5年(1916年)9月に東亜堂書房から刊行された書物の題名。10篇90章からなる。渋沢栄一記念財団は、「論語と算盤」と題した渋沢の談話が明治44年(1911年)1月の『竜門雑誌』に載っていることを、この言葉の早い例として挙げている。渋沢は生涯の拠り所を『論語』に置き、道理にかなって得た富であれば肯定されるという読み方を示した。渋沢自身がこの考えに与えた名前は「道徳経済合一説」で、同時代の漢学者・三島中洲が説いた「義利合一論」と同じ方向を向く思想として並べて論じられることが多い。なお書名の成立をめぐっては別の逸話も語られるが、裏付けとなる資料を確認できなかったためここでは触れない。
似た語と間違えない
「誠心誠意」が相手に向ける態度の誠実さを指すのに対し、この語は誠実さと採算を同じ天秤に載せ、その両方を成り立たせるという方針を指す。道徳の側だけを言う言葉ではなく、算盤——利益を出すこと——を正面から肯定している点が特徴で、清貧を説く言葉と取り違えると意味が反転する。
こんなシーンで使う
就任の挨拶や創業・周年の挨拶で、これからの方針を一言で示したい場面に向く。聞き手には「利益を否定しないが、その取り方に線を引く人」と映る。ただしこれは書物の題名なので、掲げた時点で「読んだのか」「どの章の話か」を前提に質問されることがある。面接で挙げるなら、道徳と採算のどちらかを選びかけた自分の具体的な場面を一つ用意しておきたい。理念だけを述べて実例が出てこないと、有名な書名を借りただけに聞こえる。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 論語と算盤の類義語は?
- 道徳経済合一説、義利合一
- 論語と算盤はどんな場面で使いますか?
- スピーチで使うとき
- 論語と算盤の由来は?
- 渋沢栄一(1840-1931)の談話・演説を梶山彬が編み、大正5年(1916年)9月に東亜堂書房から刊行された書物の題名。10篇90章からなる。