座右の銘

汝自身を知れなんじじしんをしれ

自分自身の力や限界、本当の姿を正しく理解することの大切さを表す言葉。古代ギリシャのデルポイの神殿に刻まれていたとされ、哲学者ソクラテスが好んで説いたことで広く知られる。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接自己分析の結果と、不向きを認めて選び直した経験に直結する
ES自分を測った記録を具体的に書けるなら自己分析欄と噛み合う
注意: 本来はデルポイの神殿に掲げられた「分をわきまえよ」という警告寄りの句。自己分析の勧めという読み方は後代のもので、どちらの意味で使うかを言えるようにしておく。

そのまま使える例文

面接

面接で「座右の銘は『汝自身を知れ』です」と答え、向いていないと分かった役割を自分から降り、代わりに得意な作業を引き受けた経験を続けて話した。

ESESに「『汝自身を知れ』を掲げ、模擬試験の点数だけでなく、解き直しに時間のかかった単元を毎回記録した」と書いた。
スピーチ新入生への挨拶で「まず『汝自身を知れ』です。できないことを先に言える人は、伸びます」と述べた。
目標を立て直す面談で「『汝自身を知れ』という言葉のとおり、まず自分の作業速度を測ることから始めます」と伝えた。

深掘りに備える — 由来

出典: デルポイのアポロン神殿の箴言

デルポイのアポロン神殿に掲げられていた格言で、誰か一人の作とは古代から定まっていない。プラトン『プロタゴラス』343Bは、タレス・ピッタコス・ビアス・ソロン・クレオブロス・ミュソン・キロンの七賢人が集まり、知恵の初穂としてデルポイのアポロンに奉げたのが「汝自身を知れ」と「度を超すなかれ」の二句だったと伝える。

聞かれたら: 「デルポイのアポロン神殿の箴言に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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デルポイのアポロン神殿に掲げられていた格言で、誰か一人の作とは古代から定まっていない。プラトン『プロタゴラス』343Bは、タレス・ピッタコス・ビアス・ソロン・クレオブロス・ミュソン・キロンの七賢人が集まり、知恵の初穂としてデルポイのアポロンに奉げたのが「汝自身を知れ」と「度を超すなかれ」の二句だったと伝える。ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』第1巻は、この句をタレスのものとする一方、アンティステネスが巫女ペモノエの言葉とし、キロンがそれを自分のものとしたと述べていることも併記しており、帰属は一つに定まらない。神殿に掲げられた本来の含みは、自己分析の勧めというより「お前は神ではなく死すべき人間だ」という、分をわきまえよという警告だったと解されてきた。この句を哲学の中心に据えたのがソクラテスで、プラトン『カルミデス』164D以下では節制との関わりが論じられ、『パイドロス』229Eでは、自分自身をまだ知らないのに神話の詮索をするのは滑稽だと語られる。ソクラテスは作者ではなく、すでにあった格言の意味を問い直した人である。

似た語と間違えない

汝自身を知れ自分自身の力や限界、本当の姿を正しく理解することの大切さを表す言葉。
実るほど頭を垂れる稲穂かな稲穂は実れば実るほど重みで頭を垂れるように、人も学び経験を積んで立派になるほど、謙虚な姿勢を持つべきだということわざ。
井の中の蛙大海を知らず狭い井戸の中に住む蛙は、その外に広がる大きな海の存在を知らないように、自分の狭い世界だけで物事を判断し、広い世界を知らずにいるこ…
己を知る

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」が、力をつけた人ほど謙虚であれという他者からの見え方の話であるのに対し、「汝自身を知れ」は自分の力と限界を正しく測ること自体を求める。「井の中の蛙大海を知らず」は視野の狭さを外から指摘することわざで、戒めの向く先が他人にもなりうる点が違う。

対義語: 夜郎自大、唯我独尊

こんなシーンで使う

面接で、自己分析の結果そのものを語る場面に向く。聞き手である面接官には「自分を過大にも過小にも見積もらない人」と映りやすく、失敗や不向きを認めた経験と結びつけると強い。ただし外来の格言のため、意味を取り違えたまま掲げると弱い。神殿に掲げられた本来の含みは「分をわきまえよ」という警告寄りで、自己分析の勧めという現代的な読み方は後から重なったものである。どちらの意味で使っているのかを自分の言葉で言えると、深掘りに耐える。謙遜の表明で止めず、知った結果として何を選び直したかまで話したい。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

汝自身を知れの類義語は?
実るほど頭を垂れる稲穂かな、井の中の蛙大海を知らず、己を知る
汝自身を知れはどんな場面で使いますか?
面接で聞かれたとき
汝自身を知れの由来は?
デルポイのアポロン神殿に掲げられていた格言で、誰か一人の作とは古代から定まっていない。プラトン『プロタゴラス』343Bは、タレス・ピッタコス・ビアス・ソロン・クレオブロス・ミュソン・キロンの七賢人が集まり、知恵の初穂としてデルポイのアポロンに奉げたのが「汝自身を知れ」と「度を超すなかれ」の二句だったと伝える。
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