為せば成る(なせばなる)
強い意志を持って本気で取り組めば、どんなことでも成し遂げられるということ。逆に自分から行動を起こさなければ、何事も成し遂げられないという戒めの意味も込められている。
最終更新日:
そのまま使える例文
スピーチで「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、を座右の銘とし、挑戦を続けてきました」と語る。
深掘りに備える — 由来
江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山(治憲)が家臣に示した「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」という教訓歌が出典として広く知られ、上杉家文書などにもその存在が伝えられている。天明5年(1785年)、鷹山が家督を養子の治広に譲って隠居する際、藩主としての心得を三カ条にまとめた「伝国の辞」とともにこの歌を申し渡したと伝えられる。
聞かれたら: 「上杉鷹山の教訓歌に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
由来の全文を読む
江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山(治憲)が家臣に示した「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」という教訓歌が出典として広く知られ、上杉家文書などにもその存在が伝えられている。天明5年(1785年)、鷹山が家督を養子の治広に譲って隠居する際、藩主としての心得を三カ条にまとめた「伝国の辞」とともにこの歌を申し渡したと伝えられる。財政再建に取り組んできた鷹山が、後を継ぐ若い藩主に対し、行動を起こすことの大切さを説いた言葉として位置づけられる。一方で、同様の主旨を詠んだ「為せば成る 為さねば成らぬ成る業を 成らぬと捨つる人のはかなさ」という歌が武田信玄の作だとする説もあり、鷹山の歌はこれを踏まえて詠まれたとの見方も語られる。ただし信玄作とする一次資料での裏付けは確認できず、俗説の域を出ないとの指摘もある。鷹山の歌としての伝承のほうが史料的な裏づけは厚いが、信玄由来説も完全には否定されていない。
似た語と間違えない
精神一到何事か成らざらんは「精神を集中すれば成し遂げられないことはない」という気持ちの集中そのものに重心があるのに対し、為せば成るは「まず行動を起こすこと自体」に重心があり、行動しなければ何も変わらないという戒めの側面が強い。石にかじりついてもは、どんな苦しい状況でも諦めずしがみつくという忍耐の強さを強調する口語的な表現で、為せば成るより率直で強い意志を表す。
対義語: 果報は寝て待て
こんなシーンで使う
挑戦する前の決意表明や、迷っている人の背中を押す励ましの場面に向く言葉で、面接やスピーチで「行動を起こすことの大切さ」を伝えたいときに使いやすい。すでに十分努力している相手に安易に使うと「まだ頑張りが足りない」と受け取られかねないため、相手の状況を見て使う必要がある。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 為せば成るの類義語は?
- 精神一到何事か成らざらん、石にかじりついても
- 為せば成るはどんな場面で使いますか?
- 面接で聞かれたとき、スピーチで使うとき
- 為せば成るの由来は?
- 江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山(治憲)が家臣に示した「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」という教訓歌が出典として広く知られ、上杉家文書などにもその存在が伝えられている。天明5年(1785年)、鷹山が家督を養子の治広に譲って隠居する際、藩主としての心得を三カ条にまとめた「伝国の辞」とともにこの歌…