二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
同時に二羽のウサギを追いかけると、結局どちらも捕まえられないように、欲張って複数のことを同時にやろうとすると、どれも中途半端になってしまうということわざ。
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そのまま使える例文
面接で「二兎を追う者は一兎をも得ずという言葉を意識して、三年目からは領域を一つに絞りました」と答えた。
深掘りに備える — 由来
出典は特定されていない。西洋から入ったことわざで、『ことわざを知る辞典』によれば、幕末にオランダ語・フランス語・英語から並行して伝わり、1877年(明治10年)刊の『西洋諺草』で紹介されたのち、小学校の修身や国語の教科書に載って急速に広まった。
聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。
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出典は特定されていない。西洋から入ったことわざで、『ことわざを知る辞典』によれば、幕末にオランダ語・フランス語・英語から並行して伝わり、1877年(明治10年)刊の『西洋諺草』で紹介されたのち、小学校の修身や国語の教科書に載って急速に広まった。『西洋諺草』は英語のことわざを翻訳して紹介した書物で、収められた七百ほどの句のうち日本語として定着したのは十ほどにとどまるとする解説もあり、この一句はその数少ない例にあたる。小説では、同辞典が巌谷小波『暑中休暇』(1892年)で登場人物の台詞として使われた例を挙げており、明治の半ばには会話で口にされる言い回しになっていたことがうかがえる。西洋側の起源については、ルネサンス期の人文学者エラスムスが編んだ格言集にラテン語で同趣旨の句が収められているとする説や、さらに遡って古代ローマの格言に由来するとする説があるが、いずれも最初の出所を確定する資料は示されていない。日本の古典に原型は見当たらない。
似た語と間違えない
「虻蜂取らず」はもとから日本にあった言い方で、「虻蜂取らずに終わる」のように結果を言い表す形で使われることが多い。この句は「〜者は〜ず」という一般則の形をとるため、手を出す前の戒めとして口にしやすい。『ことわざを知る辞典』は、この句が広まるにつれて在来の「虻蜂取らず」が押されていったと解説している。「花も折らず実も取らず」も、両方を得ようとしてどちらも得られない点で同じ側に立つ。対義語の「一石二鳥」「一挙両得」は、一つの行為で二つの利益を得ることを言う。二つを別々に追うことを勧める語ではないので、この句を打ち消す意味で使うとずれる。
対義語: 一石二鳥、一挙両得
こんなシーンで使う
面接では、手を広げすぎた失敗から絞り込みへ転じた経験を語るときに機能する。面接官に対しては、優先順位を自分でつけられる人という印象につながる。ただしこれは欲張りを戒める句であり、「座右の銘は二兎を追う者は一兎をも得ず」と掲げるだけでは、挑戦を避ける姿勢と受け取られることがある。何を捨てて何に集中したかという選択の中身まで語れるかどうかで印象が分かれる。また他人の欲張りを指して使うと非難に聞こえるため、人前では自分の経験に向けて使うのが安全。「二兎を追う者は一兎を得ず」と「をも」を省いた形も辞典の見出しや解説で認められており、誤りではない。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 二兎を追う者は一兎をも得ずの類義語は?
- 虻蜂取らず、花も折らず実も取らず
- 二兎を追う者は一兎をも得ずはどんな場面で使いますか?
- 面接で聞かれたとき
- 二兎を追う者は一兎をも得ずの由来は?
- 出典は特定されていない。西洋から入ったことわざで、『ことわざを知る辞典』によれば、幕末にオランダ語・フランス語・英語から並行して伝わり、1877年(明治10年)刊の『西洋諺草』で紹介されたのち、小学校の修身や国語の教科書に載って急速に広まった。