四字熟語

意気揚々(いきようよう)

意気が高く揚がり、いかにも得意そうに、誇らしげに振る舞うさま。「意気揚々と」「意気揚々たる」の形で使う。

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由来

出典は『史記』管晏列伝(日国は「管晏伝」、四字熟語辞典オンラインは「晏嬰伝」と表記)で、維基文庫の原文を確かめた。斉の宰相・晏子が出かけるとき、その御者は大きな傘を掛けた四頭立ての馬車を操り、「意氣揚揚、甚だ自得なり」という様子だった。門のすき間から見ていた御者の妻が、のちに離縁を申し出る。晏子は背が六尺に満たないのに斉の宰相として諸侯に名が知られ、それでも常にへりくだっている。あなたは八尺の背丈で人の御者をしながら、それで満足している、というのが妻の言い分だった。御者はそれから自分を抑え、不審に思った晏子に事情を話すと、晏子は彼を大夫に推薦した。この話は「晏子の御」という成句にもなっている。原文の表記は「意氣揚揚」で、日国は日本での早い例として『朝野群載』(1116年)に「意気揚々」を引く。

例文

  1. 入社式の挨拶で、「一年前、意気揚々と現場に出て、最初の商談で何も言えなかった自分を忘れずにいます」と述べた。
  2. 面接で「入学時は意気揚々と入部しましたが、半年で最下位になり、練習の中身を見直しました」と話した。
  3. 優勝旗を手に、意気揚々と校門をくぐる選手たちを、下級生が拍手で迎えた。
  4. 初任給で買った革靴を履き、意気揚々と出社した。

類義語・対義語

デジタル大辞泉とWeblio類語辞典がともに挙げるのが「有頂天」で、仏教語の最高天から来た語であり、喜びで我を忘れた状態まで含む。意気揚々は、日国が「誇らしげにふるまうさま」と説明するとおり、舞い上がるというより外に見える振る舞いに重心がある。「意気軒昂」(四字熟語辞典オンラインとWeblio類語辞典が類義とする)は気力の高さを言い、得意の色は薄い。「得意満面」は顔つきの描写である。対義語は「意気消沈」で、日国と四字熟語を知る辞典が対にしている。

こんなシーンで使う

他人や過去の自分の様子を描くのに向く。自分の現在に使って「意気揚々と取り組みます」と言うと、面接官には気負いの強さや、まだ何も成し遂げていない時点の得意に聞こえることがある。振り返りの形で使うと、勢いに乗っていた時期とそこから学んだことの落差が伝わり、聞き手には成長の話として届く。原典が「得意になっていた御者が、妻に言われて改めた」話なので、浮かれたままで終わらない用法だと添えられると、深掘りされても答えに困らない。目上に「意気揚々としていらっしゃいますね」と言うと、得意げだという皮肉に聞こえかねない。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

意気揚々の類義語は?
意気軒昂、有頂天
意気揚々の由来は?
出典は『史記』管晏列伝(日国は「管晏伝」、四字熟語辞典オンラインは「晏嬰伝」と表記)で、維基文庫の原文を確かめた。斉の宰相・晏子が出かけるとき、その御者は大きな傘を掛けた四頭立ての馬車を操り、「意氣揚揚、甚だ自得なり」という様子だった。
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