四字熟語

意気軒昂(いきけんこう)

元気と気力に満ちあふれ、意気込みが盛んな様子。「意気軒昂たる」「意気軒昂として」の形で、人や集団の士気の高さを言い表す。

最終更新日:

この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
◎部活壮行会や決起集会など、これから挑む場面で士気の高さを言い表せる
注意: 勢いを描く語。積み重ねを語らずに使うと威勢だけが残り、落ち着いた場では浮く。表記は「軒昂」が本来で、「軒高」を誤記とする辞典もある。

そのまま使える例文

壮行会で「意気軒昂、全員で勝ちに行きます」と主将が宣言した。

卒業式の答辞で「意気軒昂として門を出る私たちを、どうか遠くから見守ってください」と結んだ。
面接面接で「連敗の時期も意気軒昂でいられたのは、仲間がいたからです」と答えた。
新年度の部集会で、顧問が「負けたあとも意気軒昂でいられたのが今年のチームの強さだ」と部員をたたえた。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。特定の古典の一節や故事に結びつける辞典は確認できず、四字熟語辞典も典拠欄を空にしている。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。特定の古典の一節や故事に結びつける辞典は確認できず、四字熟語辞典も典拠欄を空にしている。「意気」は気概・意気込みを表す語で、精選版日本国語大辞典は『万葉集』巻五の漢文の序にある「意気雲を凌ぎ」を最も古い例に引く。「軒昂」は「軒」も「昂」も高く上がることで、意気が高く上がるさま、奮い立つさまを言う。精選版日本国語大辞典は日本での例として室町期の詩文集『東帰集』(1364年頃)を引き、中国の典拠に『呉志』孫堅伝を示す。字通は唐の韓愈の詩を挙げ、もとは漢詩文の語である。「意気軒昂」の形がいつ成立したかは辞典に記述がなく、確認できる用例は明治後期からで、精選版日本国語大辞典は小栗風葉『恋慕ながし』(1898年)の「意気軒昂、彼の鼻息は当るべからざるもので」を、四字熟語を知る辞典は有吉佐和子『恍惚の人』(1972年)などを挙げる。表記は「意気軒高」も用いられ、デジタル大辞泉と四字熟語辞典オンラインは両表記を認めるが、誤記扱いにする辞典もあり、人前で書くなら「軒昂」が安全である。

似た語と間違えない

意気軒昂元気と気力に満ちあふれ、意気込みが盛んな様子。
意気衝天
意気昂然
意気揚揚

辞典が類義語に挙げるのは「意気衝天」「意気昂然」「意気揚揚」の三語で、四字熟語辞典オンラインとイミダスが一致する。「意気衝天」は意気込みが天を衝くほど盛んなことで、四字熟語を知る辞典が「一種の誇張表現」と注するとおり高さの誇張に寄る。「意気昂然」は気持ちが高ぶって誇らしげなさまで、態度に出た高揚を言う。「意気揚揚」は得意げな態度まで含み、成果が出る前に使うと自慢に聞こえやすい。「意気軒昂」は内側の気力が高く保たれていることに重心があり、静かに燃えている状態にも使える。「気炎万丈」は意気込みが言葉や態度になって外に出る状態を指す近い語だが、互いを類義語に挙げる辞典はごく一部にとどまる。対義語は「意気消沈」「意気阻喪(沮喪とも書く)」で、どちらも意気込みがくじけ弱ることを言う。

対義語: 意気消沈、意気阻喪

こんなシーンで使う

壮行会や決起集会など、これから挑む場面で士気の高さを言い表すのに向く。聞き手である部員や仲間には「まだ折れていない」という宣言として届くため、劣勢のあとに立て直しを示す場面でも効く。卒業式や就任の挨拶で「意気軒昂として」と副詞的に添えると、聴衆には押しつけがましくない高揚として受け取られ、格式のある場でも浮かない。面接では具体的な出来事と結びつけて使うと、面接官には逆境での姿勢を示す語として伝わる。勢いの描写に寄った語なので、何を積み上げてきたかを語らずに使うと威勢だけが残り、相手の失敗・被害に触れる文脈では浮く。「意気軒昂する」とは言わず、「意気軒昂だ」「意気軒昂たる」「意気軒昂として」の形で使う。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

意気軒昂の類義語は?
意気衝天、意気昂然、意気揚揚
意気軒昂はどんな場面で使いますか?
部活で使うとき
意気軒昂の由来は?
出典は特定されていない。特定の古典の一節や故事に結びつける辞典は確認できず、四字熟語辞典も典拠欄を空にしている。
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