少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)
若いと思っているうちにも年月はすぐ過ぎ、学問はなかなか成就しないということ。だから少しの時間も惜しんで学べ、という戒めを含む。
最終更新日:
そのまま使える例文
新入生への挨拶で「少年老い易く学成り難しと言います。最初の一年の使い方で、四年間が決まります」と述べた。
深掘りに備える — 由来
漢詩の一句で、続きは「一寸の光陰軽んず可からず」。精選版日本国語大辞典は全文を「少年易老学難成、一寸光陰不可軽、未覚池塘春草夢、階前梧葉既秋声」と示す。
聞かれたら: 「精選版日本国語大辞典・デジタル大辞泉・故事成語を…に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
由来の全文を読む
漢詩の一句で、続きは「一寸の光陰軽んず可からず」。精選版日本国語大辞典は全文を「少年易老学難成、一寸光陰不可軽、未覚池塘春草夢、階前梧葉既秋声」と示す。長く朱熹の「偶成」の一句とされてきたが、日国もデジタル大辞泉も、朱熹の詩文集に見えないとして疑問視している。作者は辞典の間でも割れている。日国と故事成語を知る辞典は、江戸初期の五山詩集『翰林五鳳集』に「進学軒」の題で収められた、室町前期の五山僧・惟肖得巌の作とする。一方、日国の編集に携わる側の解説(ジャパンナレッジ)は、2005年に朝倉和氏が相国寺の観中中諦(1342〜1406)の『青嶂集』にこの詩が見えるとし、これが最古の出典だと指摘したことを紹介し、作者問題は決着していないとする。朱熹作と広まった理由を、同解説は明治の漢文教科書の掲載にあったらしいと述べる。したがって「朱熹の言葉」と断定せず、日本の禅僧の作とみられる漢詩の一句と書くのが安全である。
こんなシーンで使う
聞き手には、時間を無駄にしない勤勉な人として届く。ただし「朱熹の詩です」と言い切ると、調べた面接官や教員には確認不足と映るので、「漢詩の一句で、作者には諸説あります」と添えるほうが誠実に聞こえる。また「少年」を若者への説教に使うと上から目線になりやすい。聴衆に向けるときは、自分自身への戒めとして語るほうが受け入れられる。書き初めや掲示では、続く「一寸の光陰軽んず可からず」まで書き添えると意味が一度で伝わる。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 少年老い易く学成り難しはどんな場面で使いますか?
- スピーチで使うとき、ESに書くとき
- 少年老い易く学成り難しの由来は?
- 漢詩の一句で、続きは「一寸の光陰軽んず可からず」。精選版日本国語大辞典は全文を「少年易老学難成、一寸光陰不可軽、未覚池塘春草夢、階前梧葉既秋声」と示す。