座右の銘

勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)

戦いに勝っても気をゆるめず、次に備えて身を引き締めよという教え。成功や勝利の直後は慢心が生まれやすいことを戒める。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○スピーチ成果の報告のあと、慢心を避ける姿勢を一言で示せる
○面接成功の直後に点検した具体的な行動とセットなら成立する
注意: 氏綱の遺訓とする説は一部の解説のみ。諺としては1485年の例がある。人に向けて言うと説教に聞こえやすい。

そのまま使える例文

スピーチ

優勝報告の挨拶で「勝って兜の緒を締めよと言います。来週から基礎練習に戻ります」と述べた。

面接面接で「資格試験に一度で合格しましたが、合格直後に間違えた問題を全部復習し直しました。勝って兜の緒を締めよ、を実践した形です」と話した。
開幕戦に勝った翌日、監督は「勝って兜の緒を締めよだ。まず映像で失点の場面を見直そう」と切り出した。

深掘りに備える — 由来

出典: 『蔭凉軒日録』文明17年

「兜の緒」は兜を頭に結びつけるひもで、勝ってほっとして解くのではなく、敵の反撃に備えて締め直せという比喩だと、ことわざを知る辞典は説明する。文献上の古い例は、日本国語大辞典が挙げる『蔭凉軒日録』文明17年(1485)9月5日の条で、「諺に云う、勝ちて甲をしむ(締む)ということあり」と、すでに諺として引かれている。

聞かれたら: 「『蔭凉軒日録』文明17年に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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「兜の緒」は兜を頭に結びつけるひもで、勝ってほっとして解くのではなく、敵の反撃に備えて締め直せという比喩だと、ことわざを知る辞典は説明する。文献上の古い例は、日本国語大辞典が挙げる『蔭凉軒日録』文明17年(1485)9月5日の条で、「諺に云う、勝ちて甲をしむ(締む)ということあり」と、すでに諺として引かれている。一方、戦国大名・北条氏綱が嫡男の氏康に残した五か条の訓戒にこの言葉があった、とする解説がある。ウィキペディアなど一部の解説が述べる説で、辞典類は氏綱との結びつきに触れておらず、氏綱の原典で句を確認できたわけでもない。仮に氏綱が用いたとしても、氏綱は1486年または1487年の生まれ(辞典により異なる)で、句の初出は氏綱に求められない。なお「甲」と「兜」はどちらも辞典に見える表記で、日本国語大辞典の見出しは「勝て兜の緒を締めよ」の形をとる。氏綱の言葉として語るなら「と伝えられる」にとどめ、諺としては15世紀の例がある、と言い分けておくと深掘りに耐える。

似た語と間違えない

勝って兜の緒を締めよ戦いに勝っても気をゆるめず、次に備えて身を引き締めよという教え。
油断は怪我の元

「油断大敵」が勝敗に限らず気のゆるみ全般への警告であるのに対し、この句は勝った直後という時点と、兜の緒を締め直すという具体的な所作を持つ。大辞泉は類語に「浅き川も深く渡れ」「蟻の穴から堤も崩れる」も挙げるが、前者は慎重さ一般、後者は小さな見落としへの警戒で、勝利後の慢心を指すのはこの句だけである。「常在戦場」は平時から構える心構えを指し、時点を限らない。

こんなシーンで使う

結果を出した直後に自分を律する人として聞き手の目に映る。成果を報告するスピーチの結びに置くと、誇示を避けつつ次の姿勢を示せる。面接では、勝った経験と、その直後に何を点検したかをセットで語りたい。成果の話が何もないまま掲げると、守りの姿勢だけが残る。書面よりも口頭で映える句で、リズムがよいため、スピーチの最後に短く置くと聞き手の記憶に残りやすい。相手の祝いの席で人に向けて言うと説教に聞こえるので、自分への言葉として使うのが安全。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

勝って兜の緒を締めよの類義語は?
油断は怪我の元
勝って兜の緒を締めよはどんな場面で使いますか?
スピーチで使うとき、面接で聞かれたとき
勝って兜の緒を締めよの由来は?
「兜の緒」は兜を頭に結びつけるひもで、勝ってほっとして解くのではなく、敵の反撃に備えて締め直せという比喩だと、ことわざを知る辞典は説明する。文献上の古い例は、日本国語大辞典が挙げる『蔭凉軒日録』文明17年(1485)9月5日の条で、「諺に云う、勝ちて甲をしむ(締む)ということあり」と、すでに諺として引かれている。
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