四字熟語

百折不撓ひゃくせつふとう

何度失敗を重ねても、志を変えずに屈しないこと。

座右の銘としても使われる

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由来

「百折不撓」は、後漢の学者・蔡邕が書いた「太尉喬玄碑」(喬玄という人物の顕彰碑文、『漢魏六朝一百三家集』巻十九所収)に由来する。碑文には喬玄の人柄について「其の性は荘(おごそ)かにして、華を疾(にく)み朴を尚(たっと)び、百折不撓、大節に臨みて奪うべからざるの風有り」(その人柄は厳格で、華美を嫌い質朴を尊び、何度挫折しても志を曲げず、重大な局面に臨んでも意志を奪われない気風があった)と記されている。「百折」は幾度も折れること、「不撓」はたわまないことを意味し、「百」は具体的な回数ではなく「何度でも」という多さを表す。何回失敗を重ねても志を変えない強い意志を表す言葉として、後世に広く使われるようになった。

例文

  1. 「百折不撓を座右の銘としています」と面接で語り、粘り強さをアピールした。
  2. 資金繰りに何度も苦しみながらも、百折不撓の精神で事業を立て直した。
  3. 卒業式で恩師が「百折不撓の心構えで、これからの人生を歩んでほしい」と贈る言葉を述べた。
  4. 「百折不撓、また来年頑張ろう」と、大会で敗れたチームメイトを励ました。

類義語・対義語

「不撓不屈」が屈しない意志の強さそのものに焦点を当てるのに対し、「百折不撓」は「百折」という言葉どおり、繰り返し訪れる挫折の多さを前提とした上でなお屈しないことを強調する。「七転八起」が転んでは起き上がる浮き沈みの動きを描くのに対し、百折不撓は志を曲げないという一貫した姿勢そのものに重心がある。

こんなシーンで使う

「百」という字が持つ「何度も」というニュアンスから、一度や二度ではなく繰り返し困難に見舞われた末に志を貫いたという長期にわたる粘り強さを語りたいときに向く。座右の銘として面接で使う場合は「不撓不屈」よりもやや硬い響きがあるため、由緒ある四字熟語だと知っている相手には知的な印象を与えやすい。深刻な挫折を経ていない場面で使うと、言葉の重みと実際のエピソードが釣り合わず誇張した印象になる。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

百折不撓の類義語は?
不撓不屈、七転八起
百折不撓の由来は?
「百折不撓」は、後漢の学者・蔡邕が書いた「太尉喬玄碑」(喬玄という人物の顕彰碑文、『漢魏六朝一百三家集』巻十九所収)に由来する。碑文には喬玄の人柄について「其の性は荘(おごそ)かにして、華を疾(にく)み朴を尚(たっと)び、百折不撓、大節に臨みて奪うべからざるの風有り」(その人柄は厳格で、華美を嫌い質朴を尊び、何度挫折し…
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