座右の銘

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

危険を冒さなければ、大きな成功や成果は得られない、というたとえ。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○スポーツの目標攻めの姿勢を掲げる言葉として向く。無謀さではなく備えとセットで
○ESリスクと備えを具体で書けるなら使える
△面接備えの中身を言えないと無謀に聞こえる。語れる経験があるときだけ
注意: リスクの中身と備えを言わないと無謀に聞こえる。「入らずんば」は「いらずんば」と読む。

そのまま使える例文

起業を決めた日、全社会議で「虎穴に入らずんば虎子を得ずの気持ちで、実績のない新規市場に最初に参入します」と宣言した。

ESESに、誰も手を挙げなかった企業との共同調査に自ら志願した経験を書き、「虎穴に入らずんば虎子を得ずと考えたが、断られた場合の代案も用意していた」と添えた。
決勝を前に、主将は「虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。守りに入らず、最初から前に出よう」と言った。
今年の書き初めに「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と書き、挑戦をためらいがちな自分への戒めとして机の前に貼った。

深掘りに備える — 由来

出典: 『後漢書』班超伝「不入虎穴、不得虎子」

出典は『後漢書』班超伝で、原文は「不入虎穴、不得虎子」。日本語の訓読が「虎穴に入らずんば虎子を得ず」である。

聞かれたら: 「『後漢書』班超伝「不入虎穴、不得虎子」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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出典は『後漢書』班超伝で、原文は「不入虎穴、不得虎子」。日本語の訓読が「虎穴に入らずんば虎子を得ず」である。永平16年(73年)、後漢の将軍・竇固が匈奴を討った際、仮司馬の班超は従事の郭恂とともに西域へ使者に出た。鄯善国に着くと、王は初め礼を尽くしたのに、急によそよそしくなる。班超は匈奴の使者が来ていると見抜き、給仕の胡人を問い詰めて事実を白状させた。そして部下三十六人を集めて酒宴を開き、匈奴に引き渡されれば骨は豺狼の餌になると告げ、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と言って夜襲を提案した。注目したいのは、これが無謀な突撃ではなかった点である。原文では、風の強い夜に十人を鼓を持たせて敵営の背後に伏せ、残りは弩を構えて門の両脇に伏せさせ、風に乗せて火を放つ手はずを整えている。なお中国では「不入虎穴、焉得虎子」の形も使われる。

似た語と間違えない

虎穴に入らずんば虎子を得ず危険を冒さなければ、大きな成功や成果は得られない、というたとえ。
虎穴虎子

「危ない橋を渡る」は危険な手段をとること自体を指し、得るものとの対応は含まない。この句は、虎の子を得るという大きな見返りのために、虎穴という危険を選ぶ、と対で語る点が違う。リスクとリターンの釣り合いを言う句で、Weblioが言い換えに挙げる「ハイリスク・ハイリターン」に近い。ことわざを知る辞典にある「君子危うきに近寄らず」は、危険に近づかない慎みを説く点で、正反対の方向を向いた教えである。

こんなシーンで使う

聞き手には挑戦的で肝の据わった人の言葉として届くが、リスクの中身を言わないと、無謀で見通しのない人に見えやすい。特に面接官はリスク管理の目で聞くため、何を危険と見積もり、どう備えたかまで語れるかが分かれ目になる。班超自身も備えたうえで踏み込んだので、そこまで語れば原典に沿う。他人に向けて「虎穴に入れ」と勧めるときは、失敗の責任を引き受ける覚悟が問われる。読みは「いらずんば」で、「はいらずんば」ではない。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

虎穴に入らずんば虎子を得ずの類義語は?
虎穴虎子
虎穴に入らずんば虎子を得ずはどんな場面で使いますか?
スポーツの目標に、ESに書くとき
虎穴に入らずんば虎子を得ずの由来は?
出典は『後漢書』班超伝で、原文は「不入虎穴、不得虎子」。日本語の訓読が「虎穴に入らずんば虎子を得ず」である。
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