虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
危険を冒さなければ、大きな成功や成果は得られない、というたとえ。
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そのまま使える例文
起業を決めた日、全社会議で「虎穴に入らずんば虎子を得ずの気持ちで、実績のない新規市場に最初に参入します」と宣言した。
深掘りに備える — 由来
出典は『後漢書』班超伝で、原文は「不入虎穴、不得虎子」。日本語の訓読が「虎穴に入らずんば虎子を得ず」である。
聞かれたら: 「『後漢書』班超伝「不入虎穴、不得虎子」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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出典は『後漢書』班超伝で、原文は「不入虎穴、不得虎子」。日本語の訓読が「虎穴に入らずんば虎子を得ず」である。永平16年(73年)、後漢の将軍・竇固が匈奴を討った際、仮司馬の班超は従事の郭恂とともに西域へ使者に出た。鄯善国に着くと、王は初め礼を尽くしたのに、急によそよそしくなる。班超は匈奴の使者が来ていると見抜き、給仕の胡人を問い詰めて事実を白状させた。そして部下三十六人を集めて酒宴を開き、匈奴に引き渡されれば骨は豺狼の餌になると告げ、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と言って夜襲を提案した。注目したいのは、これが無謀な突撃ではなかった点である。原文では、風の強い夜に十人を鼓を持たせて敵営の背後に伏せ、残りは弩を構えて門の両脇に伏せさせ、風に乗せて火を放つ手はずを整えている。なお中国では「不入虎穴、焉得虎子」の形も使われる。
似た語と間違えない
「危ない橋を渡る」は危険な手段をとること自体を指し、得るものとの対応は含まない。この句は、虎の子を得るという大きな見返りのために、虎穴という危険を選ぶ、と対で語る点が違う。リスクとリターンの釣り合いを言う句で、Weblioが言い換えに挙げる「ハイリスク・ハイリターン」に近い。ことわざを知る辞典にある「君子危うきに近寄らず」は、危険に近づかない慎みを説く点で、正反対の方向を向いた教えである。
こんなシーンで使う
聞き手には挑戦的で肝の据わった人の言葉として届くが、リスクの中身を言わないと、無謀で見通しのない人に見えやすい。特に面接官はリスク管理の目で聞くため、何を危険と見積もり、どう備えたかまで語れるかが分かれ目になる。班超自身も備えたうえで踏み込んだので、そこまで語れば原典に沿う。他人に向けて「虎穴に入れ」と勧めるときは、失敗の責任を引き受ける覚悟が問われる。読みは「いらずんば」で、「はいらずんば」ではない。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 虎穴に入らずんば虎子を得ずの類義語は?
- 虎穴虎子
- 虎穴に入らずんば虎子を得ずはどんな場面で使いますか?
- スポーツの目標に、ESに書くとき
- 虎穴に入らずんば虎子を得ずの由来は?
- 出典は『後漢書』班超伝で、原文は「不入虎穴、不得虎子」。日本語の訓読が「虎穴に入らずんば虎子を得ず」である。