人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)
人間の力でできることはすべてやり、その結果は天の定めに任せるということ。
最終更新日:
そのまま使える例文
受験前日の激励会で「人事を尽くして天命を待つ、という気持ちで明日は臨みます」と話した。
深掘りに備える — 由来
故事成語を知る辞典は、中国・南宋の胡寅(こいん)の史論『読史管見』(晋紀・武帝)の一節に由来するとする。四世紀の東晋で、将軍の謝安が攻め込んだ異民族の大軍を撃退した際、さまざまな作戦を尽くした謝安について、胡寅が「人事を尽くして天命に聴(まか)す」と述べたという。
聞かれたら: 「胡寅『読史管見』晋紀・武帝に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
由来の全文を読む
故事成語を知る辞典は、中国・南宋の胡寅(こいん)の史論『読史管見』(晋紀・武帝)の一節に由来するとする。四世紀の東晋で、将軍の謝安が攻め込んだ異民族の大軍を撃退した際、さまざまな作戦を尽くした謝安について、胡寅が「人事を尽くして天命に聴(まか)す」と述べたという。辞典が示す原形は「待つ」ではなく「聴す」である。この説明は同辞典だけで確認できた説で、『読史管見』の原文そのものは今回確かめられていない。精選版日本国語大辞典は、別の文献として『初学知要』を挙げ、近代の用例に南極探検の記録(1958年)を引く。ここでの「人事」は人間の力でできること全般を指す語で、人事異動や人事部の意味ではない。
こんなシーンで使う
試合や試験の直前に、聞くチームメイトや家族へ「準備はやり切った」という落ち着きを伝える言葉として響く。面接で使うと、聞き手には結果を運任せにする言い方にも聞こえるので、前半の「尽くした」中身(何をどれだけやったか)を具体的に添えたい。何もしていない段階で口にすると、言い訳や開き直りと受け取られる。前半が本体で、天命に任せるのは尽くしたあとの話である。スピーチで使うなら、前半に当たる準備の中身を一言添えるだけで、後半の静けさが生きる。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 人事を尽くして天命を待つはどんな場面で使いますか?
- スポーツの目標に、スピーチで使うとき
- 人事を尽くして天命を待つの由来は?
- 故事成語を知る辞典は、中国・南宋の胡寅(こいん)の史論『読史管見』(晋紀・武帝)の一節に由来するとする。四世紀の東晋で、将軍の謝安が攻め込んだ異民族の大軍を撃退した際、さまざまな作戦を尽くした謝安について、胡寅が「人事を尽くして天命に聴(まか)す」と述べたという。