座右の銘

人は城人は石垣人は堀(ひとはしろひとはいしがきひとはほり)

城や石垣や堀といった設備ではなく、人こそが国や組織を守る最大の力だという意味。人材や人の結びつきの大切さを説く言葉として、組織づくりの場面で引かれる。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
◎スピーチ就任や結成式で、人への信頼を述べる導入に向く
○部活チームのスローガンにできる。役割分担などの中身を添えたい
△面接「信玄の言葉」と断定せず、伝承として語る
注意: 『甲陽軍鑑』が信玄の歌として伝えるもので、信玄本人の言葉とは確定していない。城の軽視を勧める意味ではない。

そのまま使える例文

新チームの結成式で、監督が「人は城、人は石垣、人は堀と言う。戦術より先に、お前たち一人ひとりが土台だ」と話した。

スピーチ社長就任のスピーチで「人は城、人は石垣、人は堀。設備への投資より先に、皆さんへの投資を続けます」と述べた。
面接面接で、前職で後輩の育成に力を入れた経験を話し、「人は城という言葉を大事にしています。『甲陽軍鑑』が信玄の歌として伝えるものだと理解しています」と付け加えた。
ゼミの部屋に「人は城 人は石垣 人は堀」と貼り出し、誰かが欠けたら全員で埋めようと決めた。

深掘りに備える — 由来

出典: 『甲陽軍鑑』

出典として挙がるのは軍学書『甲陽軍鑑』である。デジタル大辞泉は同書を、信玄の臣・高坂昌信の著述というが小幡景憲の編纂説が有力な江戸初期の軍学書とし、日本大百科全書(ニッポニカ)は年代や事実の錯誤が多く武田氏の実録とはいえないとする。

聞かれたら: 「『甲陽軍鑑』に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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出典として挙がるのは軍学書『甲陽軍鑑』である。デジタル大辞泉は同書を、信玄の臣・高坂昌信の著述というが小幡景憲の編纂説が有力な江戸初期の軍学書とし、日本大百科全書(ニッポニカ)は年代や事実の錯誤が多く武田氏の実録とはいえないとする。この一節は同書の品第三十九に「信玄公御歌に」として載り、直前には「或人の云ふ」と置かれているという解説がある。この解説は、信玄がいつ誰に語ったかは書かれていないと指摘しており、「信玄が詠んだ」と断定できる資料ではなく、「『甲陽軍鑑』が信玄の歌として伝える」と書くのが正確である。表記にもゆれがあり、講談社『日本人名大辞典』は「人は濠、人は石垣、人は城、情けは味方、仇は敵なり」と順を入れ替えた形を信玄の格言として載せる。Weblioの実用日本語表現辞典は、後に「情けは味方、仇は敵なり」と続けて語られることもあると記す。

こんなシーンで使う

就任挨拶やチームの結成式のように、人を束ねる側が「あなたたちが土台だ」と伝える場面で響く。聞き手のメンバーには大切にされているという言葉として届くが、人手不足を精神論で埋める口実に聞こえることもあるので、役割や待遇の具体とセットにしたい。面接官は『甲陽軍鑑』まで答えられるかを見がちで、「信玄の言葉」と言い切るより「信玄の歌として伝わる」と言うほうが、調べたうえで選んだ印象になる。同書では直前に城を守り抜いた手柄が語られており、城を軽んじる趣旨ではない点も知っておくと深掘りに強い。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

人は城人は石垣人は堀はどんな場面で使いますか?
スピーチで使うとき
人は城人は石垣人は堀の由来は?
出典として挙がるのは軍学書『甲陽軍鑑』である。デジタル大辞泉は同書を、信玄の臣・高坂昌信の著述というが小幡景憲の編纂説が有力な江戸初期の軍学書とし、日本大百科全書(ニッポニカ)は年代や事実の錯誤が多く武田氏の実録とはいえないとする。
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