座右の銘

不動心(ふどうしん)

他によって動かされることのない心。動揺することのない精神。外からの揺さぶりを受けても、志や判断の軸を保つ強さを表す。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○面接何を動かさないかを具体的に言えれば、ぶれない軸として届く
○スピーチ就任や決意表明で、揺らがない方針を示す一語になる
注意: 頑固と受け取られうる。沢庵の「不動智」とは別の語である点も押さえたい。

そのまま使える例文

面接

面接で「周りの評価が変わっても、自分で決めた練習量は変えませんでした。不動心を座右の銘にしています」と答えた。

書き初めで「不動心」と書き、迷ったときは最初に決めた基準に戻ると決めた。
彼女は上司の厳しい指摘にも不動心を保ち、事実だけを確かめてから返答した。
スピーチ就任の挨拶で「周囲の声が割れても、判断の軸は動かしません。不動心を持って臨みます」と述べた。
後輩が部の方針に迷っていたので、「周りの声は聞いたうえで、最後は自分の基準に戻るといい。それが不動心だと思う」と話した。

深掘りに備える — 由来

出典: 『孟子』公孫丑上

『孟子』公孫丑上に見える語である。弟子の公孫丑が、孟子が斉の卿相になって王道を行えるとしたら心を動かすかと問うと、孟子は「否、我四十にして心を動かさず(我四十不動心)」と答える。

聞かれたら: 「『孟子』公孫丑上に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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『孟子』公孫丑上に見える語である。弟子の公孫丑が、孟子が斉の卿相になって王道を行えるとしたら心を動かすかと問うと、孟子は「否、我四十にして心を動かさず(我四十不動心)」と答える。続けて公孫丑が「不動心に道あるか」と尋ね、孟子は北宮黝と孟施舍の勇の養い方を比べ(孟施舍は「勝てなくても恐れない」ことを守り、曾子は「自ら反みて縮ければ千万人といえども吾往かん」と、自分の正しさを確かめることを要とする)、告子の不動心との違いを論じ、「志は気の帥なり」「その志を持して、その気を暴うことなかれ」と述べる。一部の解説は、孔子の「四十にして惑わず」と対比してこの語を論じる。江戸初期の沢庵宗彭が柳生宗矩に与えた『不動智神妙録』(精選版日本国語大辞典は寛永15年〈1638年〉頃の成立とする)の書名は「不動智」で、「不動心」とは別の語である。ニッポニカはこの書を、勝負に臨む心の持ち方を論じたものと説明する。一部の解説は、沢庵のいう不動を全く動かないことではなく、一つのことに心を止めないことと説明する。

こんなシーンで使う

周囲に流されない軸のある人という印象を、聞き手に短く与えられる。ただ面接官には、融通が利かない、人の意見を聞かない、とも受け取られうるので、何は動かさず何は柔軟に変えるのかを分けて話すと頑固さと区別される。就任挨拶のように立場を示す場では、揺らがない方針を具体的に一つ挙げると、聴衆が後から確かめられる。「ふどうしん」は「不動産」や「不動の」と混同して聞こえることもあるので、読みを添えるとよい。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

不動心はどんな場面で使いますか?
面接で聞かれたとき、スピーチで使うとき
不動心の由来は?
『孟子』公孫丑上に見える語である。弟子の公孫丑が、孟子が斉の卿相になって王道を行えるとしたら心を動かすかと問うと、孟子は「否、我四十にして心を動かさず(我四十不動心)」と答える。
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