堅忍不抜(けんにんふばつ)

どんな困難があっても心を強く保ち、我慢強く耐え抜く様子を表す言葉。逆境に負けず粘り強く目標に向かい続ける姿勢を示す。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
◎面接結果が出ない期間に何を続けたかとセットで語ると効く
◎スポーツの目標走り込みなど耐える時期を越えるための標語として自然
○部活苦戦が続く時期のスローガンに向く
注意: 「耐えた」だけを語ると我慢の自慢に聞こえる。耐える間に何を続けたかを添えたい。

そのまま使える例文

面接

面接で「記録が伸びない一年も練習量を落とさなかった堅忍不抜の姿勢が、自分の強みです」と答えた。

スピーチ就任の挨拶で「堅忍不抜の志をもって、この事業を軌道に乗せたい」と述べた。
部の年間目標に「堅忍不抜」を掲げ、走り込みの時期を全員で乗り切った。
ESESに「三度目の挑戦で合格した資格試験の勉強で、堅忍不抜の大切さを学んだ」と書き、各回で変えた勉強法を具体的に添えた。
資金繰りに苦しんだ数年を、彼は堅忍不抜の精神で耐え抜いた。

深掘りに備える — 由来

出典: 蘇軾『晁錯論』

北宋の文人・蘇軾(そしょく、1037〜1101年)の論文『晁錯論』(鼂錯論とも書く)の一節「古之立大事者、不惟有超世之才、亦必有堅忍不抜之志」(古の大事を立つる者は、惟だ超世の才有るのみならず、亦た必ず堅忍不抜の志有り)に基づく。前漢の政治家・晁錯の失脚を論じた文章で、大きな事業を成し遂げた者は並外れた才能を持つだけでなく、必ず耐え抜いて志を曲げない心を備えていた、という趣旨である。

聞かれたら: 「蘇軾『晁錯論』に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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北宋の文人・蘇軾(そしょく、1037〜1101年)の論文『晁錯論』(鼂錯論とも書く)の一節「古之立大事者、不惟有超世之才、亦必有堅忍不抜之志」(古の大事を立つる者は、惟だ超世の才有るのみならず、亦た必ず堅忍不抜の志有り)に基づく。前漢の政治家・晁錯の失脚を論じた文章で、大きな事業を成し遂げた者は並外れた才能を持つだけでなく、必ず耐え抜いて志を曲げない心を備えていた、という趣旨である。「堅忍」は意志が堅く耐え忍ぶこと、「不抜」は堅くて抜けない、つまり確固として動じないことを指す。才能と対にして「志」の側を語った一文なので、「才より粘り」を言いたいときの根拠として引ける。日本語での早い用例として、精選版日本国語大辞典は中村正直訳『西国立志編』(1870〜71年)の「また勇気世を蓋ひ、堅忍不抜の志ある人なり」を挙げる。四字熟語を知る辞典は、柳田国男『雪国の春』(1928年)で日本人の辛抱強さを評した箇所や、檀一雄『火宅の人』(1975年)の用例も引いている。

似た語と間違えない

堅忍不抜どんな困難があっても心を強く保ち、我慢強く耐え抜く様子を表す言葉。
不撓不屈どんな困難にあってもくじけず、志を曲げずに立ち向かうこと。
百折不撓何度失敗を重ねても、志を変えずに屈しないこと。
堅忍持久
志操堅固
確乎不抜

「不撓不屈」が外から折られようとしても屈しない強さを表すのに対し、「堅忍不抜」は自分の内側で耐え続ける忍耐に重心がある。「百折不撓」は何度失敗しても志を曲げないことで、挫折の回数を前提にする分、再挑戦の話に合う。「志操堅固」は信念や節操を守り通す意で、耐える苦しさよりも主義を変えない潔さを言う。苦しい時期を越えた経験を語るなら堅忍不抜、信念の固さを語るなら志操堅固と選び分けるとよい。

対義語: 意志薄弱、優柔不断

こんなシーンで使う

面接や部活の目標で、結果が出ない期間を耐え続けた経験を語る場面に向く。面接官には「簡単には投げ出さない人」という印象を残す。ただし「耐えた」という状態だけを語ると我慢の自慢に聞こえるため、耐えている間に何を続けていたかを添えたい。苦しい状況の途中で自称すると、示せる成果がない分だけ言葉だけが先に立ちやすい。スピーチで出典に触れるなら、「大事を成す者には才能だけでなく堅忍不抜の志がある」という蘇軾の一文を短く紹介すると、聴衆に言葉の重みが伝わる。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

堅忍不抜の類義語は?
不撓不屈、百折不撓、堅忍持久、志操堅固、確乎不抜
堅忍不抜はどんな場面で使いますか?
部活で使うとき
堅忍不抜の由来は?
北宋の文人・蘇軾(そしょく、1037〜1101年)の論文『晁錯論』(鼂錯論とも書く)の一節「古之立大事者、不惟有超世之才、亦必有堅忍不抜之志」(古の大事を立つる者は、惟だ超世の才有るのみならず、亦た必ず堅忍不抜の志有り)に基づく。前漢の政治家・晁錯の失脚を論じた文章で、大きな事業を成し遂げた者は並外れた才能を持つだけで…
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