そのまま使える例文
スピーチで「不撓不屈の精神で困難を乗り越えてきた」と自身の経験を語った。
深掘りに備える — 由来
「不撓不屈」は、中国の正史『漢書』叙伝下に由来する。前漢の人物・王商(楽昌侯)の人柄を評した「楽昌篤実、不撓不屈」(楽昌侯は誠実で情に厚く、撓まず屈せず)という記述が最初の使用例とされる。
聞かれたら: 「『漢書』叙伝下に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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「不撓不屈」は、中国の正史『漢書』叙伝下に由来する。前漢の人物・王商(楽昌侯)の人柄を評した「楽昌篤実、不撓不屈」(楽昌侯は誠実で情に厚く、撓まず屈せず)という記述が最初の使用例とされる。「撓」はたわむ・くじけること、「屈」は屈することを意味し、「撓まず屈せず」でどんな困難にも心が折れず、志を曲げないという強い意志を表す。この人物評から転じて、後世では逆境にあっても屈しない不屈の精神一般を指す四字熟語として使われるようになった。「不屈不撓」と語順を入れ替えた表現も見られるが、成語としては「不撓不屈」の語順が定着している。
似た語と間違えない
「百折不撓」が何度も繰り返し折れそうになりながらも屈しないという回数の多さを含意するのに対し、「不撓不屈」は屈しないという意志の強さそのものに重心があり、必ずしも失敗の反復を前提としない。「七転八起」が転んでは起き上がる浮き沈みを描くのに対し、不撓不屈は最初から心が折れない一貫した強さを表す。
対義語: 意気消沈、自暴自棄
こんなシーンで使う
困難や逆境に正面から立ち向かう強い意志を格調高く表現したいときに向く言葉で、スピーチや座右の銘、応援メッセージなど改まった場面で使われることが多い。日常のちょっとした面倒事に使うと大げさに響くため、本人にとって重大な困難や長期にわたる苦労を語る文脈で使うのが自然。四字熟語としての硬さがあるため、親しい間柄のくだけた会話よりも書き言葉やスピーチ原稿に向く。
よくある質問
- 不撓不屈の類義語は?
- 百折不撓、七転八起
- 不撓不屈の由来は?
- 「不撓不屈」は、中国の正史『漢書』叙伝下に由来する。前漢の人物・王商(楽昌侯)の人柄を評した「楽昌篤実、不撓不屈」(楽昌侯は誠実で情に厚く、撓まず屈せず)という記述が最初の使用例とされる。