座右の銘

らく

物事を苦しいものとしてではなく、楽しみながら取り組む姿勢を表す一文字。つらい状況でも前向きに楽しさを見いだそうとする考え方を象徴する。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
スピーチ空気を変えると宣言する挨拶の結びに使える
面接「らく」の訓があり、一字だけでは楽をしたい人と読まれる
注意: 「たのしい」と「らく」の二つの訓があり、一字だけでは楽をしたい人と読まれる。面白がるために何を変えたのかを添えたい。

そのまま使える例文

面接

面接で「座右の銘は一文字で『楽』です」と答え、単調な検品作業を自分で記録を取る形に変えて、続かない人の多い持ち場を一年やり切った経緯を続けて話した。

スピーチ就任の挨拶で「『楽』の一字を掲げます。らくをするという意味ではありません。面白がれる人が結局いちばん長く続く、という意味です」と述べた。
部の色紙に「楽」と書き、その下に「練習の最後の十分は各自がやりたいメニューをやる」という運用を並べて掲示した。
スピーチ年頭の挨拶で「今年は『楽』の一字でいきます。苦しい顔で長くやることを評価するのは、今年でやめます」と述べた。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。座右の銘として一文字の「楽」を掲げることが、特定の人物の言葉や故事に始まるという記録は確認できない。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。座右の銘として一文字の「楽」を掲げることが、特定の人物の言葉や故事に始まるという記録は確認できない。漢字としての「楽」の本義は音楽である。『説文解字』は「五聲八音の緫名なり」と釈し、鼓や鞞(つづみ)をかたどった字形で、下の「木」は楽器を掛ける台(虡)を表すと説明する。たのしい・らくだという意味は、そこから後に広がったものである。この字が「たのしむ」の意で使われた古典として広く知られるのは『論語』雍也篇の「之を知る者は之を好む者に如かず、之を好む者は之を楽しむ者に如かず」(知之者不如好之者、好之者不如樂之者)で、知る・好む・楽しむを三段に並べ、楽しむ段を最上に置いた一節である。同じ雍也篇には「知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ」(知者樂水、仁者樂山)もある。北宋の范仲淹『岳陽楼記』の「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」(先天下之憂而憂、後天下之樂而樂)は、指導者の心構えを語る一節として知られ、小石川後楽園・岡山後楽園の名もここから採られたとされる。いずれもこの一字を座右の銘とする出典ではないが、この字が「怠ける」の側ではなく「深く入り込む」の側で使われてきたことを示している。

似た語と間違えない

物事を苦しいものとしてではなく、楽しみながら取り組む姿勢を表す一文字。
好きこそ物の上手なれ人は好きなことには自然と熱心に取り組むため、上達も早いということわざ。
苦あれば楽ありつらく苦しいことがあれば、その後には必ず楽しいことや良いことがやってくるということわざ。
笑門来福

「苦あれば楽あり」の「楽」が苦労の後に来る報いを指すのに対し、一字の「楽」は取り組んでいる最中の姿勢を指す。同じ字でも時間の位置が違う。「好きこそ物の上手なれ」は好きであることが上達につながるという因果を語るが、「楽」は上達を約束せず、向き合い方だけを示す。同じ「心を整える字」でも、「静」が乱れのなかで見きわめる構えを表すのに対し、「楽」は力を抜いて面白がる側に寄る。

対義語: 苦、臥薪嘗胆

こんなシーンで使う

就任の挨拶やチームの方針表明など、空気そのものを変えると宣言したい場面に向く。聞き手である聴衆やチームメイトには「苦しさの量で頑張りを測らない人」と映りやすく、長く続ける前提の場では歓迎されやすい。ただしこの字は「たのしい」と「らく(骨が折れない)」の二つの訓を持つため、一字だけを示すと楽をしたい人と読まれる余地が残る。面接で使うなら、面白がるために自分が何を変えたのかを続けて話したい。『論語』が「楽しむ」を知る・好むの上に置いたのは取り組みの深さの話であって、負荷の軽さの話ではない。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

楽の類義語は?
好きこそ物の上手なれ、苦あれば楽あり、笑門来福
楽はどんな場面で使いますか?
スピーチで使うとき
楽の由来は?
出典は特定されていない。座右の銘として一文字の「楽」を掲げることが、特定の人物の言葉や故事に始まるという記録は確認できない。
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