絆(きずな)
人と人とを離れがたく結びつけているもの。断ち切ることのできないつながり。もとは馬や犬などの動物をつなぎとめる綱を指した。
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そのまま使える例文
面接で「座右の銘は『絆』です」と答え、ゼミの共同研究が行き詰まったとき、メンバー全員と一対一で話す時間をとった経験を続けた。
深掘りに備える — 由来
座右の銘としての「絆」に、特定の人物の言葉や故事は確認できない。字としては、『説文解字』が「絆、馬縶也」(馬をつなぐ縄)と釈し、糸へんに音を表す「半」を添えた形声字である。
聞かれたら: 「『説文解字』に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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座右の銘としての「絆」に、特定の人物の言葉や故事は確認できない。字としては、『説文解字』が「絆、馬縶也」(馬をつなぐ縄)と釈し、糸へんに音を表す「半」を添えた形声字である。字通は、ひも状のもので束縛することを羈絆(きはん)というと説明し、「絆」を束縛の熟語の字として挙げる。精選版日本国語大辞典によれば、「きずな」の古い意味は馬・犬・鷹などをつなぎとめる綱で、『和名抄』(934年頃)に見える。人と人を離れがたくしているものという意の初出の実例は『平家物語』(13世紀前半)で、妻子というものは遠い昔から生死に流転させる「きづな」だとして、断ち切るべき束縛の側から使われている。同じ意味の「ほだし」も『古今和歌集』の小野小町の歌で「思ひ離れぬほだし」と詠まれ、自由を奪うものだった。好ましい結びつきの意味が広まった経緯を記す辞典は確認できなかったが、東日本大震災のあった2011年には日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」に選ばれ、人と人のつながりを表す字として広く知られた。
似た語と間違えない
「縁」は巡り合わせで関係が生まれたこと自体を指し、絆は結ばれたあとの切れにくさに重心がある。「つながり」は切れていても成り立つ中立的な語で、絆のように断ちがたいという強さは含まない。「団結」や「連帯」が共通の目的へ向けて動くことを言うのに対し、絆は行動を前提とせず、関係そのものを指す。同じ一字の座右の銘でも、「和」が場の調和した状態を、「信」が信じ合う関係の土台を言うのに対し、絆は結びつきが強く離れがたい点を言う。
こんなシーンで使う
一字で意味が通じるので、聞き手には仲間を大切にする人という好意的な印象が届く。ただ、2011年の「今年の漢字」を思い出す人もいて、誰との絆かを言わないと時流の言葉を借りたように聞こえかねないため、相手と、その関係でしたことを一つ添えたい。もとは束縛を意味する字なので、親しさが相手を縛る場面で使うと、その含みが出てしまう。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 絆の類義語は?
- 縁、つながり
- 絆はどんな場面で使いますか?
- スピーチで使うとき
- 絆の由来は?
- 座右の銘としての「絆」に、特定の人物の言葉や故事は確認できない。字としては、『説文解字』が「絆、馬縶也」(馬をつなぐ縄)と釈し、糸へんに音を表す「半」を添えた形声字である。