座右の銘

平常心(へいじょうしん)

ふだんと変わらない心。揺れ動くことのない心理状態。もとは禅の語で、特別なことをしない日常そのままの心を指した。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○面接緊張した場面で手順を守れた経験とセットなら通じる
◎スポーツの目標本番の前に「いつも通り」を合言葉にしやすい
注意: 「冷静」と同義と思われやすい。本来の禅語では、平常心を保とうと身構えること自体を戒める。

そのまま使える例文

面接

面接で「大事な場面ほど普段どおりに動けるようにしたいので、平常心を座右の銘にしています」と答え、本番前に必ず行う手順を続けて話した。

スポーツ大会の前日、主将が「結果より、いつもの準備を同じ順番でやりきろう。平常心でいこう」と声をかけた。
人前で話す前に深呼吸を一度して、平常心、と心の中で唱えるのが習慣になっている。
初めての面談で声が上ずったが、平常心に立ち返って最初の一文だけを丁寧に言い直した。
試験会場で周囲の鉛筆の音が気になったが、平常心、と一度だけ唱えて最初の問題に戻った。

深掘りに備える — 由来

出典: 『馬祖道一禅師広録』

禅語「平常心是道」に由来する。唐代の禅僧・馬祖道一(709〜788)の語録『馬祖道一禅師広録』には、道は修めるものではなく汚してはならないものだと説いたうえで「平常心是道」と言い、平常心とは何かを問うて「無造作、無是非、無取捨」(作為も是非も取捨もない)と答える示衆が載る。

聞かれたら: 「『馬祖道一禅師広録』に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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禅語「平常心是道」に由来する。唐代の禅僧・馬祖道一(709〜788)の語録『馬祖道一禅師広録』には、道は修めるものではなく汚してはならないものだと説いたうえで「平常心是道」と言い、平常心とは何かを問うて「無造作、無是非、無取捨」(作為も是非も取捨もない)と答える示衆が載る。精選版日本国語大辞典も、馬祖の禅風は「平常心これ道」に要約されると記す。日本の禅語として広く知られるのは『無門関』第十九則の問答で、馬祖の弟子の南泉が、弟子の趙州に「道とは何か」と問われて「平常心是道」と答える。趙州が「それを目指してよいか」と重ねると、南泉は「擬向すれば即ち乖く」(向かおうと構えた時点で外れる)と返す。日国は仏語としての初出の実例に『正法眼蔵』(1231〜53年)を挙げ、「ふだんの気持ち」という現代の意味の例には幸田露伴『いさなとり』(1891年)を示す。

こんなシーンで使う

試験・試合・面接など、本番で緊張する場面を語るときに、聞き手にすぐ通じる。面接官やコーチには、場を特別視せず手順を守れる人に映るが、いつも冷静です、と言い切ると感情の動かない人に聞こえるので、動揺した経験と、それを日常の手順に戻した方法を一つ話せるとよい。「平常心」と書いた紙を貼るだけでは見た人に願望の掲示と映るため、何を毎回同じにするのか、順番や持ち物まで決めておくと具体性が出る。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

平常心はどんな場面で使いますか?
面接で聞かれたとき、スポーツの目標に
平常心の由来は?
禅語「平常心是道」に由来する。唐代の禅僧・馬祖道一(709〜788)の語録『馬祖道一禅師広録』には、道は修めるものではなく汚してはならないものだと説いたうえで「平常心是道」と言い、平常心とは何かを問うて「無造作、無是非、無取捨」(作為も是非も取捨もない)と答える示衆が載る。
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