愛(あい)
人や物事を慈しみ、大切に思う気持ちを表す一文字。家族や仲間、仕事など、あらゆる対象への深い思いやりを重んじる姿勢の象徴として使われる。
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そのまま使える例文
就任の挨拶で「『愛』の一字を掲げます。まず、全員の名前を覚えることから始めます」と述べた。
深掘りに備える — 由来
出典は特定されていない。座右の銘として一文字の「愛」を掲げることが、特定の人物の言葉や故事に始まるという記録は確認できない。
聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。
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出典は特定されていない。座右の銘として一文字の「愛」を掲げることが、特定の人物の言葉や故事に始まるという記録は確認できない。漢字としての来歴は入り組んでいる。『説文解字』は「愛」を「行く皃なり」と釈し、歩くさまを表す字として扱う。いつくしむという意味を担っていたのは別字の「㤅」のほうで、『説文解字』はこれを「恵なり」と釈し、心を意味符とする字と説明する。この二字が後に一つにまとまり、「愛」が現在の意味を引き受けた。思想のうえでは、『論語』顔淵篇で樊遅が仁を問い、孔子が「人を愛す」とだけ答える一節が知られる。墨子はこれと対照的に「兼愛」を説き、「天下をして兼ねて相愛せしめ、人を愛すること其の身を愛するが若くならしめば」と述べて、身内から順に厚くする愛し方を退けた。一方、仏教で「愛」は渇愛、すなわち執着を指す否定的な語でもある。日本語で現在の広い語感が定着したのは新しく、キリシタン期には love を「御大切」と訳し、明治のヘボンも自身の翻訳では「いつくしみ」を用いたと説明される。この字が今の位置に落ち着いたのは、明治期の聖書翻訳を経てからとされる。
似た語と間違えない
「敬天愛人」は天を敬うことと人を愛することを対にした語で、愛の向かう先が人に限られる点と、判断の基準を天に置く点が一字の「愛」と違う。儒教の「仁」が身近な者から順に厚くする愛し方を前提とするのに対し、墨子の「兼愛」は相手を選ばない愛を説く。一字の「愛」はそのどちらとも読めるため、範囲を言い足さないと意味が定まらない。
対義語: 憎、無関心
こんなシーンで使う
就任・卒業・式辞といったスピーチで、方針を一字に凝縮して示す場面に向く。聞き手である聴衆には「人を数として扱わない人」と映りやすく、業種を問わず通じる強みがある。一方で一文字の座右の銘のなかでも解釈の幅が広く、恋愛の語感が先に立つため、面接で一字だけを答えると何を大事にしているのかが面接官に伝わらない。誰を、どう扱うことを愛と呼んでいるのかを、行動の水準まで下ろして続けたい。仏教で「愛」が渇愛(執着)を指す語でもあることは、宗教色のある場では意識しておきたい。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 愛の類義語は?
- 敬天愛人、慈、仁
- 愛はどんな場面で使いますか?
- スピーチで使うとき
- 愛の由来は?
- 出典は特定されていない。座右の銘として一文字の「愛」を掲げることが、特定の人物の言葉や故事に始まるという記録は確認できない。