有象無象(うぞうむぞう)
とりたてて特徴のない、ありふれた人々や物事の集まり。
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そのまま使える例文
説明会で「有象無象の情報に振り回されず、一次情報を確かめてください」と伝えた。
深掘りに備える — 由来
仏教語「有相無相(うそうむそう)」が転じた語。「有相」は姿形をもって現れているもの、「無相」は形を持たない本性を指し、合わせて「形あるものも形なきものも含めた一切」、すなわち森羅万象を意味した。
聞かれたら: 「仏教語「有相無相」からの転に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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仏教語「有相無相(うそうむそう)」が転じた語。「有相」は姿形をもって現れているもの、「無相」は形を持たない本性を指し、合わせて「形あるものも形なきものも含めた一切」、すなわち森羅万象を意味した。精選版日本国語大辞典は「有相無相」の初出例に『日葡辞書』(1603-04)を挙げる。もとは世界の全体を指す中立の語だったものが、日本語では「あれもこれも雑多にある」という側面が前に出て、「取るに足りない者たちの群れ」という侮蔑的な意味に転じた。「有象無象」の表記での初出例として精選版日本国語大辞典は幸若舞『笛之巻』(寛永版、室町末〜近世初)の「末世の衆生のまよひにはうざうむざう是おほし」を挙げ、次いで『川柳評万句合』宝暦十三年(1763)の「やせ世帯うぞうむぞうにうんざりし」を引く。江戸期にはすでに、現在に近い雑多で卑俗な集まりという語感で使われていた。
似た語と間違えない
「烏合の衆」が統率のない寄せ集めという組織としての弱さを指すのに対し、「有象無象」は一人ひとりが取るに足りないという値踏みに重心がある。「十把一絡げ」はまとめて雑に扱う扱い方のほうを指し、対象そのものを見下す含みは薄い。もとの仏教語「有相無相」は一切の存在を指す中立の語で、現在の侮蔑的な語感は日本語での転義によって生じたものである。
対義語: 選りすぐり、精鋭
こんなシーンで使う
他人の集まりを「取るに足りない」と切り捨てる侮蔑語で、聞き手には言った側の傲慢さのほうが強く残る。人前で他者集団に向けて使えば、その場にいる誰かが自分を指されたと受け取る危険が常につきまとう。安全に使えるのは、情報や口コミといった物を対象にする場合か、「最初は有象無象の集まりだった」と自分たちを指して謙遜する場合。面接・ES・スピーチで他者を評する語として使うのは避けたい。座右の銘としては成立しない。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 有象無象の類義語は?
- 烏合の衆、有相無相、十把一絡げ
- 有象無象の由来は?
- 仏教語「有相無相(うそうむそう)」が転じた語。「有相」は姿形をもって現れているもの、「無相」は形を持たない本性を指し、合わせて「形あるものも形なきものも含めた一切」、すなわち森羅万象を意味した。