疾風迅雷(しっぷうじんらい)

激しく吹く疾風と、鋭く轟く雷のように、物事の変化や行動が非常に素早く、力強いさまを表す言葉。突発的で激しい出来事や、スピード感のある動き、勢いのある行動のたとえとして用いられる。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
◎スポーツの目標勢いと速さを同時に伝えたい意気込みに向く
○部活意気込みを表す改まった言い回しの中で使うと収まりがよい
注意: 文語的で硬い響きがあるため、日常のくだけた会話には向かない。

そのまま使える例文

スポーツ

スポーツの大会前には、「疾風迅雷の勢いで攻め続けたい」と意気込みを語った。

台風が疾風迅雷の速さで進路を変え、対応に追われた。
報告書には「市場の変化は疾風迅雷のごとく、対応の速さが問われる」と記した。
先輩は「迷ったら疾風迅雷、まず動け」が口癖だった。

深掘りに備える — 由来

出典: 礼記

出典は中国の儒教経典『礼記』の「玉藻」篇とされる。同篇には「若有疾風迅雷甚雨、則必変。

聞かれたら: 「礼記に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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出典は中国の儒教経典『礼記』の「玉藻」篇とされる。同篇には「若有疾風迅雷甚雨、則必変。雖夜必興、衣服冠而坐」(疾風・迅雷・激しい雨があれば、必ず居住まいを正す。たとえ夜であっても必ず起き出し、衣服を整えて端座する)という一節があり、そこから「疾風迅雷」の語が生まれたとされる。君子たる者は普段から油断せず、突発的な自然の異変に際しても心構えを崩さないという教えを示した記述である。「疾風」は速く激しく吹く風、「迅雷」は突然轟く激しい雷を意味し、二つの自然現象を組み合わせることで、物事の変化や行動の素早さ、激しさを強調する表現として用いられるようになった。日本での記録としては、精選版日本国語大辞典が江戸中期の辞書『書言字考節用集』(1717年)を早い例に挙げており、漢籍の教養とともに古くから知られていた語である。

似た語と間違えない

疾風迅雷激しく吹く疾風と、鋭く轟く雷のように、物事の変化や行動が非常に素早く、力強いさまを表す言葉。
電光石火稲妻の閃光や、火打ち石を打ったときに散る火花のように、きわめて短い時間のたとえ。
紫電一閃

辞典が類義語として挙げるのは「電光石火」「紫電一閃」。電光石火が稲妻や火打ち石の火花のような一瞬の速さそのものを強調するのに対し、疾風迅雷は嵐や雷鳴のような荒々しい勢い・力強さを伴う速さを表す点で重心が異なる。紫電一閃は研ぎ澄まされた刀がひらめく一瞬の鋭さを言う語で、速さに「鋭さ」が加わる。疾風迅雷は鋭さより「勢い」と「迫力」の語なので、攻め続ける姿勢や一気に畳みかける展開を語るときに合う。辞典類は対義語をはっきりとは挙げていない。

こんなシーンで使う

スポーツの意気込みや市況・情勢の急変を語るビジネス文書など、勢いと速さを同時に伝えたい場面に向く。やや文語的で硬い響きがあるため、日常のくだけた会話よりも、スピーチや報告書、実況・解説といった改まった言い回しの中で使うと収まりがよい。チームのスローガンとして掲げる場合、聞き手の選手や観客には「速攻で一気に攻める」という絵がすぐ浮かぶので、試合の組み立てがその通りのチームに合う。一方で、守備を固めて粘るスタイルのチームが掲げると言葉と戦い方がずれて見える。もとの『礼記』の文脈は「突然の異変にも居住まいを正す」という心構えの話なので、由来を添えるなら「勢いだけでなく、急な変化に動じない備えを」という一言に結びつけると話に厚みが出る。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

疾風迅雷の類義語は?
電光石火、紫電一閃
疾風迅雷はどんな場面で使いますか?
部活で使うとき
疾風迅雷の由来は?
出典は中国の儒教経典『礼記』の「玉藻」篇とされる。同篇には「若有疾風迅雷甚雨、則必変。
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