四字熟語

従容不迫しょうようふはく

ゆったりと落ち着き払い、慌てることなく物事に対処する様子。

最終更新日:

この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接急かされた場面で何を先に確認したかまで語れるなら効く
スポーツの目標競り合いで速度を乱さない標語になる。読みと意味は添えたい
注意: 日常で見聞きする機会が少なく、口頭では字が浮かびにくい。態度だけを述べた語なので、実際に何をしたかを続けて語る。

そのまま使える例文

面接

面接で「トラブル対応では従容不迫を心がけています」と答え、実際にどの確認を先に回したかを続けて話した。

スポーツ大会前のミーティングで、主将が「リードされてからが本番です。従容不迫でいきましょう」と声をかけた。
引き継ぎの場で、彼女は質問が続いても従容不迫として一つずつ答えていった。
会見の様子を「終始、従容不迫であった」と書いた記事が出た。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

四字熟語としての出典は特定されていない。『四字熟語の百科事典』は典拠・出典の欄を空欄にしており、この四字の形で典拠を示す辞典は確認できない。

聞かれたら: 「四字熟語としての出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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四字熟語としての出典は特定されていない。『四字熟語の百科事典』は典拠・出典の欄を空欄にしており、この四字の形で典拠を示す辞典は確認できない。「縦容不迫」とも書き、「従容として迫らず」と訓読される。語を作っている二つの熟語のほうは古い。「従容」はゆったりと落ち着いているさまで、精選版日本国語大辞典はその他の文献として〔書経‐君陳〕を挙げ、普及版字通は『中庸』第二十章を引く。日本語としての使用も古く、同辞典は漢詩文集『経国集』(八二七年)の用例を初出に挙げ、近代では坪内逍遙『小説神髄』(一八八五〜八六年)の「大に怒りし折にもわざと面を和らげつつ従容として語らふべく」を引く。「不迫」は迫られない、つまり急かされて慌てることがないという意である。字面だけを見ると何もしていない落ち着きにも読めるが、訓読の「迫らず」が前提にしているのは、事態のほうが迫ってきている場面である。何も起きていない静けさを言う語ではない。

似た語と間違えない

従容不迫ゆったりと落ち着き払い、慌てることなく物事に対処する様子。
泰然自若どんな出来事に直面しても、落ち着き払って動じない様子を表す言葉。
神色自若一大事に直面しても顔色ひとつ変えず、平然と落ち着いていること。
冷静沈着感情に流されず、常に落ち着いて物事に対処すること。
余裕綽々

「泰然自若」が予想外の出来事に対して顔色を変えないことを言うのに対し、従容不迫は急かされる状況で速度を乱さないことに重心がある。訓読が「迫らず」であるとおり、この語が前提にしているのは時間に追われる場面である。「冷静沈着」は判断の正確さという思考の働きを指し、外から見た態度の話ではない点が違う。

対義語: 周章狼狽、右往左往

こんなシーンで使う

面接やスポーツの目標宣言で、追い込まれた場面での振る舞いを語るときに向く。聞き手には「急かされても手順を飛ばさない人」と映るが、態度だけを述べた語なので、何を先に確認したのかを続けないと、ただ動かなかった人と区別がつかない。「泰然自若」に比べて日常で見聞きする機会が少なく、口頭で「しょうようふはく」と聞いても字が浮かびにくい。書いて示す場面か、意味を一言添えられる場面で使うほうが届く。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

従容不迫の類義語は?
泰然自若、神色自若、冷静沈着、余裕綽々
従容不迫の由来は?
四字熟語としての出典は特定されていない。『四字熟語の百科事典』は典拠・出典の欄を空欄にしており、この四字の形で典拠を示す辞典は確認できない。
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