神色自若(しんしょくじじゃく)
一大事に直面しても顔色ひとつ変えず、平然と落ち着いていること。「神色」は心の様子と顔色を指し、内心の落ち着きが表情や態度にまで表れている状態を言う。
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そのまま使える例文
送別会のスピーチで、システム障害の夜にも神色自若として指示を出し続けた部長の姿を紹介した。
深掘りに備える — 由来
『精選版 日本国語大辞典』は漢籍の典拠として『晋書』王戎伝を挙げている。ただし同辞典は書名を示すにとどまり、どの場面の記述かまでは載せていないため、ここでも特定の逸話には結びつけない。
聞かれたら: 「『晋書』王戎伝に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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『精選版 日本国語大辞典』は漢籍の典拠として『晋書』王戎伝を挙げている。ただし同辞典は書名を示すにとどまり、どの場面の記述かまでは載せていないため、ここでも特定の逸話には結びつけない。「神色」は精神と顔色、つまり心の状態とそれが表に出た顔つきを指し、「自若」は慌てず普段どおりに落ち着いているさまを表す。二つを合わせて、内心の動揺が顔色にも現れないことを言う。日本での用例として、同辞典は荻生徂徠の詩文集『徂徠集』(1735〜40年)から、源義経が頼朝に仕えて盥を持ち、熱で手を焼かれても離さず「神色自若」だったと記す一節を挙げる。近代の用例には森鷗外『灰燼』(1911〜12年)の「山口は神色自若として相原に言った」がある(『四字熟語を知る辞典』)。由来を聞かれたら「中国の『晋書』に見える言葉で、心も顔色も普段と変わらない、という意味です」と答えるのが、確認できる範囲で正確である。
似た語と間違えない
「泰然自若」は何事にも動じないどっしりとした構えそのものを言う。「冷静沈着」は感情に流されず判断するという頭の働きの側に重心がある。「神色自若」は大事に臨んでも顔色や態度が普段と変わらないという、外に表れた様子に重心があり、人物を描写する語として使われやすい。
対義語: 周章狼狽、右往左往
こんなシーンで使う
他人の振る舞いを描写したり称えたりする語として最も収まりがよい。送別や表彰のスピーチで「あの場面でも神色自若だった」と具体的な出来事と組にすると、聴衆に人物像がはっきり届く。反対に面接で自分の長所として使うと、「顔色を変えない」という外から見た評価を自分で下すことになり、面接官には誇張に聞こえやすい。チームの目標に掲げるなら、どんな場面で崩れないのかを添えると部員に伝わる。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 神色自若の類義語は?
- 泰然自若、冷静沈着、従容不迫
- 神色自若の由来は?
- 『精選版 日本国語大辞典』は漢籍の典拠として『晋書』王戎伝を挙げている。ただし同辞典は書名を示すにとどまり、どの場面の記述かまでは載せていないため、ここでも特定の逸話には結びつけない。