精進(しょうじん)
一つのことに精神を集中して、ひたむきに励むこと。もとは仏道修行にひたすら励む意の仏教語で、そこから、行いを慎み身を清めること、肉食を断って菜食にすることなどにも意味が広がった。
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そのまま使える例文
面接の最後に「入社後は、まず担当業務の基礎を固めることに精進してまいります」と伝えた。
深掘りに備える — 由来
もとは仏教語で、サンスクリット語の「ヴィーリヤ(vīrya)」の訳とされる(世界大百科事典・日本大百科全書)。悪を断ち善を修めるためにひたすら励むことを指し、八正道の一つ、大乗仏教の六波羅蜜の一つに数えられる重要な徳目である。
聞かれたら: 「梵語 vīrya の訳に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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もとは仏教語で、サンスクリット語の「ヴィーリヤ(vīrya)」の訳とされる(世界大百科事典・日本大百科全書)。悪を断ち善を修めるためにひたすら励むことを指し、八正道の一つ、大乗仏教の六波羅蜜の一つに数えられる重要な徳目である。漢訳仏典では「毘梨耶」と音写し、「勤」「精勤」とも訳した。日本語の早い用例として、精選版日本国語大辞典は『令義解』僧尼令の「精進練行」を挙げ、道元『正法眼蔵』礼拝得髄(1231〜53年)の「寸陰をすごさず、精進弁道すべし」も引く。世界大百科事典は、仏道修行に励む意味が一般にも広まったのは『日本霊異記』や『今昔物語集』などの説話の影響によるものと思われると記す。そこから、一定期間行いを慎み身を清める「精進潔斎」、肉食を断つ菜食(精進料理)、品行を慎む意などが生まれた。現在の「一所懸命に努力する」意味は、日本国語大辞典がキリシタン資料『こんてむつすむん地』(1610年)を初出の実例として引いている。
似た語と間違えない
同じ「励む」でも、「刻苦勉励」は苦労を重ねる度合い、「精励恪勤」は職務を怠らず勤め上げる姿勢に重心がある。精進は、苦しさの量や役目の有無を問わず、一つのことにひたすら進み続ける心のあり方そのものを指し、仏教の徳目として「悪を断ち善を修める」という方向づけを背景に持つ。「一意専心」は他に気を散らさず一つに集中することで、精進の「進み続ける」という時間の広がりは含まない。「粉骨砕身」は骨を砕くほど身を尽くす献身の語で、報恩の色が濃い。
こんなシーンで使う
決意表明の定番で、就任の挨拶や面接の締め、書き初めなど、これから励むと誓う場面に向く。聞き手には誠実で謙虚な印象を与えるが、「精進します」だけで終えると、具体性のない社交辞令として聞き流されやすい。何を、いつまでに、どう精進するかを一言添えると、深掘りに耐える。また、目上の相手に「精進してください」と促すと、上から目線に聞こえると受け取る人もいる。精進料理の語感から肉食を避ける意味に取る人もいるので、食事の場では文脈で混同を避けたい。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 精進の類義語は?
- 精励
- 精進の由来は?
- もとは仏教語で、サンスクリット語の「ヴィーリヤ(vīrya)」の訳とされる(世界大百科事典・日本大百科全書)。悪を断ち善を修めるためにひたすら励むことを指し、八正道の一つ、大乗仏教の六波羅蜜の一つに数えられる重要な徳目である。