四字熟語

夢幻泡影むげんほうよう

夢や幻、泡や影のようにすぐ消えてしまう、人生のはかなさのたとえ。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
スピーチ自分の来歴や肩書きに向けて使えば落ち着いた印象になる
面接座右の銘に挙げると、意欲そのものの否定に聞こえやすい
注意: 他人の努力や成果を指して使うと、それを無意味だと断じる言葉になる。

そのまま使える例文

法話で住職は「積み上げたものも夢幻泡影だと知れば、いま手元にある時間の値打ちが見えてくる」と話した。

スピーチ退任の挨拶で「肩書きは夢幻泡影のようなものです」と述べ、これからは一人の書き手として書くと続けた。
戦後の混乱を生きた祖父は、財産も地位も夢幻泡影だと繰り返していた。
一晩で消えた熱狂を、夢幻泡影と呼ぶほかなかった。

深掘りに備える — 由来

出典: 『金剛般若経』

出典は『金剛般若経』。「一切有為法、如夢幻泡影、如露亦如電、応作如是観」(一切の有為の法は夢・幻・泡・影の如く、露の如く亦た電の如し、まさにかくの如き観を作すべし)という経の末尾の句に基づく(精選版 日本国語大辞典)。

聞かれたら: 「『金剛般若経』に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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出典は『金剛般若経』。「一切有為法、如夢幻泡影、如露亦如電、応作如是観」(一切の有為の法は夢・幻・泡・影の如く、露の如く亦た電の如し、まさにかくの如き観を作すべし)という経の末尾の句に基づく(精選版 日本国語大辞典)。因縁によって生じたものはすべて実体がなく空である、という教えを、夢・幻・泡・影という四つのはかないものに並べて説いたもので、四字熟語「夢幻泡影」はこの四つを取り出した形である。日本語としての用例は『宝物集』(一一七九年頃)にさかのぼる(精選版 日本国語大辞典)。辞書には「如夢幻泡影」の五字の形でも見出しが立つ。

似た語と間違えない

夢幻泡影夢や幻、泡や影のようにすぐ消えてしまう、人生のはかなさのたとえ。
一炊之夢飯を一炊きする間に見た栄華の夢のように、人の世の栄光や富貴がはかなく短いことのたとえ。
邯鄲之夢うたた寝の間に見た栄華の夢が覚めてみればわずかな時間だったという故事のように、人の世の栄華がはかないことのたとえ。
泡沫夢幻
有為転変

「邯鄲之夢」「一炊之夢」が立身出世や富貴といった栄達の空しさに的を絞るのに対し、「夢幻泡影」は経典に基づいて、この世のものすべてに実体がないことを説く。「有為転変」は同じ無常を、常に移り変わるという変化の側から言った語である。

こんなシーンで使う

仏教の教えを背景に、この世のものに実体がないことを述べる語で、聞き手には執着を解くという含みで届く。法話や退任の挨拶で自分の来歴や肩書きに向けて使えば落ち着いた印象になるが、他人の努力や成果を指して言えば、それを無意味だと断じる言葉になる。弔いの場では無常を説く語として通るものの、遺族に向けて直接言えば突き放したように響くこともある。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

夢幻泡影の類義語は?
一炊之夢、邯鄲之夢、泡沫夢幻、有為転変
夢幻泡影の由来は?
出典は『金剛般若経』。「一切有為法、如夢幻泡影、如露亦如電、応作如是観」(一切の有為の法は夢・幻・泡・影の如く、露の如く亦た電の如し、まさにかくの如き観を作すべし)という経の末尾の句に基づく(精選版 日本国語大辞典)。
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