面従腹背(めんじゅうふくはい)
表面では従うふりをしながら、内心では従わず反発していること。
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そのまま使える例文
就任の挨拶で「反対意見は会議で言ってほしい。面従腹背が一番こわい」と述べた。
深掘りに備える — 由来
出典は特定されていない。四字熟語を知る辞典は、この語が一般化したのは戦後で、それ以前は「面従腹非」「面従腹誹」と書かれたと記す。
聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。
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出典は特定されていない。四字熟語を知る辞典は、この語が一般化したのは戦後で、それ以前は「面従腹非」「面従腹誹」と書かれたと記す。腹誹(心のなかでそしること)の「誹」が「はい」と読まれ、その音に引かれて「背」の字が定着したという説明である。中国語には古く「面是背非」「面従背非」といった言い方があり、森鷗外も「面従腹誹」の形を使っている。近い発想の先行表現としてしばしば挙げられるのが『書経(尚書)』益稷の「予違わば汝弼けよ、汝面従して退きて後言有ること無かれ」で、舜が禹を戒めた言葉。ここから「面従後言」という四字の語も生まれた。ただしこれらは同趣旨の先行表現であって、「面従腹背」そのものの出典ではない。日本語の用例としては、精選版日本国語大辞典が中野好夫『諷刺文学序説』(一九四六年)の「尾を垂れて鼻息をうかがった面従腹背の狗犬どもが」を実例に挙げる。
似た語と間違えない
「面従後言」は表では従い陰で異を唱えるという言動の順序を言うのに対し、「面従腹背」は口に出すかどうかを問わず内心が背いている状態そのものを指す。「二心」は忠誠が二つに割れていることを言い、表向きは服従しているという要素を必ずしも含まない。
対義語: 言行一致、直言直諫
こんなシーンで使う
表向き従いながら内心では背いている状態を突く語で、聞き手には「信頼できない」という判定として届く。特定の個人に向けて使えばほぼ人格への非難になるため、名指しは避け、組織に起きている現象として言うほうが刺さり方が穏当になる。就任や着任の挨拶で「面従腹背が一番こわい、反対はその場で言ってほしい」と自分の側の希望として述べる使い方なら、率直さの表明として受け取られる。自分の姿勢を語る文脈では、面従腹背を否定する形でしか使えない語である点に注意したい。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 面従腹背の類義語は?
- 面従後言、面従腹誹、二心
- 面従腹背の由来は?
- 出典は特定されていない。四字熟語を知る辞典は、この語が一般化したのは戦後で、それ以前は「面従腹非」「面従腹誹」と書かれたと記す。