四字熟語

奇奇怪怪ききかいかい

常識では到底理解できないほど、極めて奇妙で不思議なこと。「奇怪」の二字をそれぞれ重ねて意味を強めた語。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
スピーチ自分の過去を振り返る自嘲として使う分には笑いになる
面接行動指針にならず座右の銘として成立しない。環境を評すると他責に響く
注意: 人に向けると相手を化け物扱いする響きが出る。向ける先は「経緯」「処理」など事柄に絞りたい。

そのまま使える例文

スピーチ

送別会の挨拶で「入社した年はこの会社の決裁ルールが奇々怪々に思えました」と切り出した。

株主総会で「伺うほど経緯が奇々怪々なので、時系列での説明をお願いしたい」と質した。
調査報告書には、同じ伝票だけが二重に残るという奇々怪々な経理処理が並んでいた。
深夜の校舎の廊下を足音だけが往復するという、奇々怪々な話を先輩から聞かされた。

深掘りに備える — 由来

出典: 四字熟語辞典類

「奇怪」の「奇」と「怪」をそれぞれ重ね、意味を強めた語。四字熟語辞典の多くは出典に唐の韓愈「送窮文」を挙げるが、原文で該当するのは「文窮」を説明する「一能に専らならず、怪怪奇奇、時に施すべからず、祗だ以て自ら嬉しむ」の一節で、語形は「怪怪奇奇」であって「奇奇怪怪」ではない(維基文庫・古詩文網の本文で確認)。

聞かれたら: 「四字熟語辞典類に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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「奇怪」の「奇」と「怪」をそれぞれ重ね、意味を強めた語。四字熟語辞典の多くは出典に唐の韓愈「送窮文」を挙げるが、原文で該当するのは「文窮」を説明する「一能に専らならず、怪怪奇奇、時に施すべからず、祗だ以て自ら嬉しむ」の一節で、語形は「怪怪奇奇」であって「奇奇怪怪」ではない(維基文庫・古詩文網の本文で確認)。「奇奇怪怪」の四字の形で原典に確認できるのは下って明の『封神演義』三教大会万仙陣の「奇奇怪怪の人」や清の『紅楼夢』で、「『奇怪』は『史記』の昔から漢籍にある熟語だが、『奇奇怪怪』は明・清の白話小説にようやく現れる」とする解説もある。日本語での用例は、精選版日本国語大辞典が漢詩の注釈書『中華若木詩抄』(一五二〇年頃)の「其辺の山や峯は、常にかわりて、奇々怪々として、重々にあるぞ」を初出に挙げ、徳富蘆花『思出の記』(一九〇〇-〇一)の「実に奇々怪々な現象であった」、富沢有為男『法廷』(一九三八)にも見える。

似た語と間違えない

奇奇怪怪常識では到底理解できないほど、極めて奇妙で不思議なこと。
奇怪千万
奇奇妙妙
奇絶怪絶
不可思議

「不可思議」が人知を超えたものへの畏れや神秘の含みを持つのに対し、「奇奇怪怪」は不気味さ・胡散臭さのほうに重心があり、賞賛には使えない。「荒唐無稽」は話の中身に根拠がなく現実離れしていることを指して真偽の判定まで踏み込むが、奇奇怪怪は真偽を保留したまま「訳が分からない」とだけ言う語。

対義語: 明明白白、平平凡凡

こんなシーンで使う

対象を「理解できない」と突き放す語で、聞き手には話し手がお手上げだと感じているという強さで届く。会議や総会で経緯の不透明さを指摘するときに使うと、感情的にならずに「説明が要る」とだけ伝えられるが、向ける先を人にすると相手を化け物扱いする響きが出るので、対象は「経緯」「処理」「話」といった事柄に絞りたい。自分について「入社した年はルールが奇々怪々に思えた」と過去形で使う分には、聞き手にはユーモアとして受け取られる。座右の銘としては自分の行動指針にならず、面接で挙げても二問目が続かない。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

奇奇怪怪の類義語は?
奇怪千万、奇奇妙妙、奇絶怪絶、不可思議
奇奇怪怪の由来は?
「奇怪」の「奇」と「怪」をそれぞれ重ね、意味を強めた語。四字熟語辞典の多くは出典に唐の韓愈「送窮文」を挙げるが、原文で該当するのは「文窮」を説明する「一能に専らならず、怪怪奇奇、時に施すべからず、祗だ以て自ら嬉しむ」の一節で、語形は「怪怪奇奇」であって「奇奇怪怪」ではない(維基文庫・古詩文網の本文で確認)。
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