四字熟語

換骨奪胎かんこつだったい

古い作品や考え方の骨組みを生かしながら、独自の工夫を加えてまったく新しいものに作り変えること。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接流用に聞こえないよう、残した部分と変えた部分を具体的に語る
ES元にしたものと加えた工夫を書き添えれば、改善力の根拠になる
注意: 誤って「焼き直し・模倣」の意に受け取られることがあるため、何を変えたのかを添えて使いたい。

そのまま使える例文

面接

面接で「前任者の研修資料を換骨奪胎し、新人が一人で読み進められる手順書に作り替えました」と、残した部分と変えた部分を具体的に説明した。

企画のプレゼンで「定番商品の構造を換骨奪胎し、使う場面から設計し直しました」と述べ、従来品との違いを先に示した。
この戯曲は古典の筋立てを換骨奪胎し、現代の職場を舞台にした物語に仕立て直している。
「昔の企画書を日付だけ変えて出すのは換骨奪胎じゃなくて、ただの使い回しだよ」と先輩に言われた。

深掘りに備える — 由来

出典: 恵洪『冷斎夜話』巻一「換骨奪胎法」

出典は北宋の僧・恵洪の詩話集『冷斎夜話』巻一の「換骨奪胎法」の条。詩人の黄庭堅(号は山谷)の言葉として、詩の意味は窮まりないが人の才には限りがあり、陶淵明や杜甫でも意を尽くしきれないと述べ、「不易其意而造其語、謂之換骨法。

聞かれたら: 「恵洪『冷斎夜話』巻一「換骨奪胎法」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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出典は北宋の僧・恵洪の詩話集『冷斎夜話』巻一の「換骨奪胎法」の条。詩人の黄庭堅(号は山谷)の言葉として、詩の意味は窮まりないが人の才には限りがあり、陶淵明や杜甫でも意を尽くしきれないと述べ、「不易其意而造其語、謂之換骨法。規模其意形容之、謂之奪胎法」(其の意を易えずして其の語を造る、之を換骨法と謂う。其の意を規模して之を形容する、之を奪胎法と謂う)と続ける。先人の詩の意味を保ったまま言葉を作り直すのが換骨、意味を手本にして表現を広げるのが奪胎で、同条は菊を詠んだ唐の鄭谷の句に王安石・蘇軾の句を並べて例を示している。「換骨」「奪胎」はもともと道教の語で、凡人の骨を仙人の骨に換え、胎を奪って生まれ変わることを言ったとされる。一説には、黄庭堅の言葉として引かれているのは才に限りがあるという前半までで、二つの法の定義は恵洪自身の説だとする研究もある。後に金の王若虚は、この詩法を巧妙な剽窃にすぎないと批判している。

似た語と間違えない

換骨奪胎古い作品や考え方の骨組みを生かしながら、独自の工夫を加えてまったく新しいものに作り変えること。
点鉄成金
本歌取り

「点鉄成金」も黄庭堅の詩論に由来する語で、古人のありふれた言葉を手直しして優れた表現に変えることを言うが、「換骨奪胎」は発想や骨組みを借りて作品全体を新しく作り変える点に重心がある。「本歌取り」は和歌で古歌の句を取り入れて新しい歌を詠む技法に限った言葉で、換骨奪胎はそれを含むより広い作り変え全般に使える。

対義語: 二番煎じ、焼き直し

こんなシーンで使う

面接やプレゼンで、既存のものを土台に自分の工夫を加えた経験を語るときに使うと、聞き手には「前例を踏まえたうえで新しい価値を足せる人」と映る。ただし精選版日本国語大辞典が注記するように、この語は誤って「焼き直し」の意で使われることがあり、何を残し何を変えたのかを添えないと、面接官には「人のものを流用した」と聞こえかねない。他人の作品を「換骨奪胎にすぎない」とパクリの意味でけなすのは、本来の用法から外れる。耳で聞いただけでは字が浮かびにくい語なので、口頭では「土台を生かして作り変えた」と言い換えを添えると伝わる。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

換骨奪胎の類義語は?
点鉄成金、本歌取り
換骨奪胎の由来は?
出典は北宋の僧・恵洪の詩話集『冷斎夜話』巻一の「換骨奪胎法」の条。詩人の黄庭堅(号は山谷)の言葉として、詩の意味は窮まりないが人の才には限りがあり、陶淵明や杜甫でも意を尽くしきれないと述べ、「不易其意而造其語、謂之換骨法。
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