四字熟語

一生懸命(いっしょうけんめい)

命がけで、あるいは全力で物事にあたること。ひたむきに力を尽くすさまをいい、日常では「一生懸命に勉強する」のように、ひたすら頑張る意味で広く使う。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○部活姿勢を掲げるスローガンとして素直に通じる。具体的な練習の中身と対にしたい
○スポーツ結果が出なかった場面でも、努力の姿勢を称える言葉として使える
△面接誰でも言える語なので、何をしたかを具体的に述べないと中身が伝わらない
△ES「一生懸命頑張りました」だけでは自己PRにならない
注意: 「一生懸命頑張りました」の一言では、何をしたかが伝わらない。「一所懸命」は誤りではないが、現在は「一生懸命」が一般的。

そのまま使える例文

スポーツ

春の大会に向けて、部員全員が一生懸命やり切ることを、今日ここで誓います。

アルバイトでは「一生懸命働きました」と書く代わりに、閉店作業の手順を見直して所要時間を二十分縮めた、と具体的に書いた。
祖父は、先祖から受け継いだ畑を一所懸命の地と呼んで守ってきた。
子どもたちが一生懸命に歌う姿に、会場から自然と拍手が起こった。

深掘りに備える — 由来

出典: 「一所懸命」

もとの形は「一所懸命」で、中世の武士が、一か所の領地を命をかけて守り、生活の頼みとしたことをいう。その土地は「一所懸命の地」と呼ばれ、四字熟語を知る辞典はこれを、主君に奉公するうえで命を懸けて守るべき所領と説明する。

聞かれたら: 「「一所懸命」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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もとの形は「一所懸命」で、中世の武士が、一か所の領地を命をかけて守り、生活の頼みとしたことをいう。その土地は「一所懸命の地」と呼ばれ、四字熟語を知る辞典はこれを、主君に奉公するうえで命を懸けて守るべき所領と説明する。精選版日本国語大辞典は、『古事談』(1212〜15年頃)の用例を挙げる。近世に入ると、所領を守る意味は薄れ、命がけで必死にことにあたるという意味だけが残った。同辞典は、そのなかで所領の観念が忘れられ、音の似た「一所」と「一生」が混用されて「一生懸命」の形になったと考えられるとし、「一生」が「生涯に一度しかないほど重大な」という方向へ傾いたことも要因に挙げる。「一生懸命」の実例は浄瑠璃(1727年・1734年)に見え、引くに引けない瀬戸際の意味でも使われた。現在は「一生懸命」が主流だが、「一所懸命」も辞書に載る形で、どちらも命がけでことにあたる意とされる。

似た語と間違えない

一生懸命命がけで、あるいは全力で物事にあたること。
一心不乱ただ一つの物事に心を集中させ、他のことには一切気を取られない状態を表す言葉。
必死
全力

「一心不乱」が雑念を払って一つに集中する静かな没頭を表すのに対し、一生懸命は力を尽くす量とひたむきさを指し、集中の質までは問わない。「全身全霊」や「不惜身命」は同じ全力でも覚悟の重さが違い、後者は仏教語由来で命さえ惜しまないという強い言い方になる。日常語の一生懸命は、その重さをほとんど失っている。「一所懸命」と書いても誤りではないが、現在の読み手には誤字と受け取られることがある。

こんなシーンで使う

「一生懸命やります」は誰でも口にできる分、面接官や聴衆には何を、が聞き取れず、熱意はあっても記憶に残りにくい。ESや面接では、何を、どれだけ、どう変えたかを先に述べ、この語は感情を添える程度にとどめると、真面目さが信頼に変わる。運動会や合唱のように結果より姿勢を称える場では、「一生懸命だった」は素直な評価として届く。スピーチで使うなら、頑張った中身を一言添えるだけで、定型句から自分の言葉に変わる。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

一生懸命の類義語は?
一心不乱、必死、全力
一生懸命はどんな場面で使いますか?
部活で使うとき
一生懸命の由来は?
もとの形は「一所懸命」で、中世の武士が、一か所の領地を命をかけて守り、生活の頼みとしたことをいう。その土地は「一所懸命の地」と呼ばれ、四字熟語を知る辞典はこれを、主君に奉公するうえで命を懸けて守るべき所領と説明する。
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