四字熟語

不屈ふくつ

どんな困難や圧力にあっても意志を曲げず、くじけないこと。「屈」は身をかがめて従うことを表す字で、それを打ち消して「屈しない」と読む。単独よりも「不屈の精神」「不屈の闘志」のように後ろに名詞を続ける形で使われることが多い。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
スポーツの目標二字で掲げやすく、粘り強さがまっすぐ伝わる
部活目標の言葉として短く、具体的な行動と並べやすい
面接何に屈しそうになり、どう続けたのかまで話せるなら成立する
注意: 屈しなかったという結果まで含む語。まだ耐えていない段階で掲げると、威勢のよさだけが残る。

そのまま使える例文

部の年間目標を「不屈」の二字に決め、色紙の下に「点差が開いても声を落とさない」という具体的な行動を書き添えて掲示した。

面接面接で「不屈の精神で取り組みました」と述べ、三度断られた協賛先に企画書を作り直して通した経験を続けて話した。
ESESに「不屈という言葉を掲げ、成果の出ない半年間も実験条件の記録だけは絶やさなかった」と書いた。
幾度も再建に失敗しながら事業を続けた創業者を、社史は不屈の人と記していた。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。この二字が特定の故事や人物の言葉から生まれたことを示す資料は確認できない。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。この二字が特定の故事や人物の言葉から生まれたことを示す資料は確認できない。ただし語としては漢籍にさかのぼり、精選版日本国語大辞典は「不屈」の項に『晉書』王長文伝の用例を挙げる。「屈」はもともと身をかがめる・折れ従うことを表す字で、それを「不」で打ち消したのがこの語である。日本語の文献での早い実例として同辞典が挙げるのは国木田独歩『わかれ』(1898年)の「渠が不屈(フクツ)の性と天稟の才とを以てしては」で、明治期には人物評の語として通用していたことが分かる。四字熟語「不撓不屈」の後半にあたる語としても知られ、そちらは『漢書』叙伝下が前漢の王商(楽昌侯)を「楽昌篤実、不撓不屈」と評した一節に由来する。ただし二字の「不屈」と四字熟語のどちらが先かを示す資料は確認できなかった。二字で掲げるときは、特定の故事を背負った語としてではなく、「屈しない」という否定形そのものが持つ強さを掲げていると捉えるのが正確である。

似た語と間違えない

不屈どんな困難や圧力にあっても意志を曲げず、くじけないこと。
不撓不屈どんな困難にあってもくじけず、志を曲げずに立ち向かうこと。
百折不撓何度失敗を重ねても、志を変えずに屈しないこと。
堅忍不抜どんな困難があっても心を強く保ち、我慢強く耐え抜く様子を表す言葉。

四字の「不撓不屈」が語調を整えた成語であるのに対し、二字の「不屈」は文中に組み込みやすく、「不屈の精神」のように後ろに名詞を続ける形で使われる。「剛毅」がもともと備わった気性の強さを指すのに対し、「不屈」は外から加わる圧力に折れなかったという結果の側を言う。「気概」がこれから立ち向かおうとする意気込みを指すのに対し、不屈は耐え抜いた持続のほうに重心がある。

対義語: 屈服、挫折

こんなシーンで使う

部活やチームの目標、書き初めのように短い言葉を掲げる場面に向く。二字で読みやすく、チームメイトや聴衆には「粘り強い」という印象がまっすぐ届く。ただし「不屈」は屈しなかったという結果まで含む語なので、まだ何も耐えていない段階で掲げると威勢のよさだけが目立つ。面接やESで使うなら、何に屈しそうになり、そこでどう続けたのかという具体をセットで話したい。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

不屈の類義語は?
不撓不屈、百折不撓、堅忍不抜
不屈の由来は?
出典は特定されていない。この二字が特定の故事や人物の言葉から生まれたことを示す資料は確認できない。
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