四字熟語

曖昧模糊あいまいもこ

物事の輪郭がぼんやりとしていて、はっきりしないこと。「曖昧」と「模糊」という同じ意味の語を重ね、あやふやさを強めた言い方。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接自分を語る語にはならない。輪郭をつけた対象を指す使い方なら経験の説明になる
スピーチ相手の資料に向けると語調が強く出る。対象は条件や責任範囲に絞りたい
注意: 対象の状態を指す語で、人の姿勢を評する語ではない。人に向けると批判の色が強く出る。

そのまま使える例文

説明会で「この工程の責任範囲が曖昧模糊としたままでは着手できません」と質した。

提出された報告書の結論は曖昧模糊としていて、何を決めたのかが読み取れなかった。
面接面接の練習で「志望動機が曖昧模糊だ」と指摘され、実際に見てきた事実から書き直した。
あの日の記憶は曖昧模糊としていて、話した順番までは思い出せない。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。中国古典の特定の一節に由来する成語ではなく、いずれも「はっきりしない」意を持つ二つの漢語を重ねて強調した形である。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。中国古典の特定の一節に由来する成語ではなく、いずれも「はっきりしない」意を持つ二つの漢語を重ねて強調した形である。「曖」は日が陰って薄暗いさま、「昧」は暗くて見分けがつかないさま、「模糊」はかすんで形がとらえにくいさまという字義を持つ。四字としての古い用例は近代日本の文章に見え、精選版日本国語大辞典は坪内逍遙『当世書生気質』(1885〜86年)の「曖昧模糊の間に風評が消えたは」を初出の実例として挙げる。精選版日本国語大辞典・デジタル大辞泉・四字熟語を知る辞典のいずれも漢籍の典拠を示しておらず、成立の経緯をたどれる資料は確認できていない。現在は「曖昧模糊とした」「曖昧模糊たる」という連体の形で使われることが多い。

似た語と間違えない

曖昧模糊物事の輪郭がぼんやりとしていて、はっきりしないこと。
有耶無耶
五里霧中
漠然

「有耶無耶」は決着をつけないまま済ませてしまう態度にまで及ぶのに対し、「曖昧模糊」は対象の輪郭がぼやけている状態そのものを言う。「五里霧中」は自分が現状を見通せず方向を失っていることで、見えない原因が自分の側にある点が違う。「漠然」は程度が軽く、批判の色もほとんどない。

対義語: 明明白白、一目瞭然

こんなシーンで使う

あいまいさを批判する語で、聞き手には「このままでは判断できない」という差し戻しの合図として届く。会議や説明会で相手の資料に向けて使うと語調が強く出るため、対象は人ではなく「責任範囲」「条件」といった具体的な項目に絞ると受け止められやすい。面接やESでは自分の志望動機や強みを語る語にはならず、逆に「曖昧模糊としていた課題を定義し直した」というように、自分が輪郭をつけた対象を指す形なら経験の説明になる。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

曖昧模糊の類義語は?
有耶無耶、五里霧中、漠然
曖昧模糊の由来は?
出典は特定されていない。中国古典の特定の一節に由来する成語ではなく、いずれも「はっきりしない」意を持つ二つの漢語を重ねて強調した形である。
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