常在戦場じょうざいせんじょう

常に戦場にいるかのような緊張感を持ち、油断せず物事に取り組む姿勢を表す言葉。平時から気を緩めず備えを怠らない心構えを示す。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接休まないことを美徳とする印象になりやすい。準備の具体的な習慣とセットで語りたい
注意: 武家の家訓に由来する語で、常に気を張る・休まないことを美徳とする印象を与えかねない。準備の具体的な習慣とセットで語りたい。

そのまま使える例文

面接

面接で「座右の銘は常在戦場です」と答え、大会本番と同じ手順で毎回の練習を始めていたと続けて話した。

監督は始業式で「常在戦場の構えで一年を過ごしてほしい」と部員に伝えた。
彼は常在戦場を掲げ、繁忙期ではない時期にこそ手順書を整えていた。
書き初めに「常在戦場」と書き、油断が事故を招いた前年の反省を記した。

深掘りに備える — 由来

出典: 牧野氏の家訓「牛久保の壁書

三河国牛久保(現在の愛知県豊川市)を本拠とした牧野氏の家訓に由来するとされる。牧野氏は今川・武田・織田・松平といった大勢力に囲まれた地にあり、平時であっても戦場にいるのと同じ心構えでいることを家中の信条に定めたと伝えられる。

聞かれたら: 「牧野氏の家訓「牛久保の壁書に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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三河国牛久保(現在の愛知県豊川市)を本拠とした牧野氏の家訓に由来するとされる。牧野氏は今川・武田・織田・松平といった大勢力に囲まれた地にあり、平時であっても戦場にいるのと同じ心構えでいることを家中の信条に定めたと伝えられる。この家訓は「牛久保の壁書(参州牛久保之壁書)」と呼ばれ、「常在戦場」はその第一条に置かれたという。牧野氏は江戸時代に越後長岡藩(現在の新潟県長岡市)の藩主となり、この四字を藩風・藩訓として掲げた。長岡藩ではその実践として、戦場の暮らしを想定した質素倹約と、心身の鍛錬・教養の向上が重んじられたと伝わる。近代では、長岡出身の連合艦隊司令長官・山本五十六(1884〜1943年)が揮毫を求められた際にこの四字を書いたことでも知られる。語義についてデジタル大辞泉は「いつでも戦場にいる心構えで事をなせという心得を示す語」と説明する。なお、この四字の出典を漢籍に求める記録は確認できない。

似た語と間違えない

常在戦場常に戦場にいるかのような緊張感を持ち、油断せず物事に取り組む姿勢を表す言葉。
油断大敵気を緩めて注意を怠ることが、最大の失敗の原因になるという戒めを表す言葉。
臨戦態勢

「油断大敵」が気の緩みを戒める教訓の形をとるのに対し、「常在戦場」は緩みを許さない構えそのものを指し、家訓・藩訓として掲げられてきた分だけ生き方全体に及ぶ重さがある。「用意周到」が個々の準備の行き届き方という行為への評価であるのに対し、こちらはその準備を生むもとになる日常の心構えを表す。

対義語: 油断、泰平無事

こんなシーンで使う

平時の備えや、本番と同じ緊張感で日常に臨む姿勢を語りたい場面に向く。面接では、練習や準備を本番と同じ手順で行っていたという具体的な習慣とセットにすると、面接官には「準備を怠らない人」として伝わる。一方、四字だけを掲げると「常に気を張っていないと気が済まない人」「休まないことを美徳とする人」と受け取られかねない。武家の家訓に由来し、平時から戦時を想定するという成り立ちを持つ語なので、緊張を強いる文脈と誤解されない言い添えがあると使いやすい。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

常在戦場の類義語は?
油断大敵、臨戦態勢
常在戦場はどんな場面で使いますか?
面接で聞かれたとき
常在戦場の由来は?
三河国牛久保(現在の愛知県豊川市)を本拠とした牧野氏の家訓に由来するとされる。牧野氏は今川・武田・織田・松平といった大勢力に囲まれた地にあり、平時であっても戦場にいるのと同じ心構えでいることを家中の信条に定めたと伝えられる。
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