泰斗(たいと)
その分野で誰もが仰ぎ見る第一人者。「泰山北斗」を二字に縮めた語。
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そのまま使える例文
受賞の挨拶で「この分野の泰斗と呼ばれた先生に最初の一行を直していただいたことが、出発点でした」と述べた。
深掘りに備える — 由来
「泰山北斗」の略で、出典は『新唐書』韓愈伝の賛。「愈没してより、其の言大いに行はれ、学者之を仰ぐこと、泰山北斗の如しと云ふ」——韓愈の死後、その主張は広く行われるようになり、学ぶ者は彼を泰山や北斗星のように仰いだ——とある。
聞かれたら: 「『新唐書』韓愈伝・賛「自愈没、其言大行、学者仰之…に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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「泰山北斗」の略で、出典は『新唐書』韓愈伝の賛。「愈没してより、其の言大いに行はれ、学者之を仰ぐこと、泰山北斗の如しと云ふ」——韓愈の死後、その主張は広く行われるようになり、学ぶ者は彼を泰山や北斗星のように仰いだ——とある。泰山は五岳の一つとして古くから祭祀の対象とされた山、北斗は方角の基準になる北斗七星で、どちらも「見上げられ、動かない基準になるもの」の代表として置かれている。普及版字通も「泰斗」の項に『唐書』韓愈伝賛を挙げ、語義を「泰山北斗。第一人者」とし、故事成語を知る辞典も同じ出典を示す。精選版日本国語大辞典は「たいざんほくと(泰山北斗)」の略と釈し、日本語の用例に島村抱月『囲はれたる文芸』(一九〇六年)の「ピネロは地位に於いてアーサー、ジョーンスと共に英国劇作界の泰斗たれども」を挙げる。四字を二字に縮めた形は、明治期の評論文で分野の権威を指す語として定着していったことが分かる。
似た語と間違えない
「権威」が制度や肩書きの裏づけを含みうるのに対し、「泰斗」は仰ぐ側の敬意に重心があり、肩書きの有無を問わない。「大家」が一分野で高い水準に達した人を広く指すのに対し、泰斗はそのなかでも基準として仰がれる位置を示す。「巨匠」が芸術分野の作り手に寄るのに対し、泰斗は学問・技芸を問わず使える。
対義語: 門外漢、若輩
こんなシーンで使う
他者を仰いで言う語で、自分や自社に使うと意味が反転して自賛になる。紹介・献辞・受賞の挨拶に向き、聞き手には「その分野の基準になっている人」という像が届く。ただし対象は業績が公に認められた人に限られ、身近な上司や先輩を指すと大げさに響く。面接やESでは、師や参照した研究者を指す形なら自然に収まり、その人の何を受け取ったかまで続けると根拠になる。読みは「たいと」で誤読されやすいため、口頭では分野名とセットで言うと通じやすい。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 泰斗の類義語は?
- 権威、第一人者、大家
- 泰斗の由来は?
- 「泰山北斗」の略で、出典は『新唐書』韓愈伝の賛。「愈没してより、其の言大いに行はれ、学者之を仰ぐこと、泰山北斗の如しと云ふ」——韓愈の死後、その主張は広く行われるようになり、学ぶ者は彼を泰山や北斗星のように仰いだ——とある。