総角之好(そうかくのよしみ)
髪を束ねて結っていた幼い頃からの、古くからの親しい友人関係。
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そのまま使える例文
結婚披露宴のスピーチで「新郎とは総角之好、五つの頃からの付き合いです」と切り出した。
深掘りに備える — 由来
出典は『晋書』列伝第三・何劭伝。西晋の重臣である何曾の子・何劭(字は敬祖)について、「劭、字は敬祖、少くして武帝と年を同じくし、総角の好有り」——若い頃に武帝(司馬炎)と同い年で、総角の好があった——と記す一句に基づく。
聞かれたら: 「『晋書』列伝第三・何劭伝に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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出典は『晋書』列伝第三・何劭伝。西晋の重臣である何曾の子・何劭(字は敬祖)について、「劭、字は敬祖、少くして武帝と年を同じくし、総角の好有り」——若い頃に武帝(司馬炎)と同い年で、総角の好があった——と記す一句に基づく。「総角」は髪を束ねて頭の両側に角のように垂らした子どもの髪型で、転じて幼い時分を指す。何劭は武帝が皇太子になると中庶子として仕え、即位後もそのまま側近に用いられた。つまり幼なじみがそのまま君臣になった関係の書き出しにあたる言葉で、劇的な故事があるわけではない。なお「総角」という語自体はさらに古く、『詩経』衛風・氓の「総角の宴、言笑晏晏たり」、斉風・甫田の「婉たり孌たり、総角丱たり」に見えるが、四字「総角之好」の出典として『詩経』を挙げる辞典は確認できない。日本語の「総角(あげまき)の契り」は『源氏物語』総角の帖に由来する、紐の結び方に寄せた恋の約束で、この語とは別である。
似た語と間違えない
「竹馬之友」も幼い頃からの友を言うが、原典は相手を見下す文脈から出た語で、比喩も竹馬という遊び道具にある。総角之好は子どもの髪型を通して年齢そのものを指すぶん中立で、皮肉の含みを持たない。「総角之交」はほぼ同義の別形。いずれも付き合いの長さに重心がある語で、「管鮑之交」や「刎頸之交」のような理解や覚悟の深さまでは含まない。
対義語: 特筆すべき対義語は確認されていない
こんなシーンで使う
披露宴や同窓会、追悼の挨拶など、相手との付き合いの長さを一言で示したい場面に向く。聞き手には「子どもの頃からずっと続いてきた関係なのだ」と伝わり、続けて語るエピソードに重みが出る。ただし漢検準1級相当の語で、耳で聞いて字が浮かぶ人はまずいない。同じ意味なら「竹馬之友」のほうが確実に届くので、あえてこちらを選ぶなら「髪を角のように結っていた子どもの頃から、という意味です」と言い添えるか、書き言葉で使うほうがよい。日本語の「総角(あげまき)の契り」は源氏物語由来の恋の約束を指す別語なので、由来を語るときに混ぜないこと。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 総角之好の類義語は?
- 竹馬之友、総角之交、竹馬之好
- 総角之好の由来は?
- 出典は『晋書』列伝第三・何劭伝。西晋の重臣である何曾の子・何劭(字は敬祖)について、「劭、字は敬祖、少くして武帝と年を同じくし、総角の好有り」——若い頃に武帝(司馬炎)と同い年で、総角の好があった——と記す一句に基づく。