春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)
春風がのどかに吹くように、人柄がおっとりと穏やかであること。
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そのまま使える例文
就任の挨拶で「前任の部長は春風駘蕩とした方で、あの空気に助けられました」と述べた。
深掘りに備える — 由来
出典は特定されていない。四字熟語辞典・国語辞典のいずれにも、四字としての典拠の記載は確認できなかった。
聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。
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出典は特定されていない。四字熟語辞典・国語辞典のいずれにも、四字としての典拠の記載は確認できなかった。四字熟語を知る辞典は「駘蕩」を、頭の子音が同じ字を重ねた「双声」による擬態語(のどかなさま)と説明し、「駘」(のろい馬)「蕩」(ゆらゆらと広がる)という字の意味が春風ののどかさと通じる、と述べるにとどまる。一方で「駘蕩」の語自体は漢詩文で古くから使われており、精選版日本国語大辞典は『水流雲在楼集』(一八五四年)の「煙波駘蕩の春」、木下尚江『良人の自白』(一九〇四〜〇六年)の「駘蕩たる春光に心を馳せて」、芥川龍之介『或日の大石内蔵助』(一九一七年)の「復讐の挙を全然忘却した駘蕩たる瞬間を」を実例に挙げる。六朝期の漢詩を由来とする解説も見かけるが、辞典類で裏づけは取れなかった。
似た語と間違えない
「温厚篤実」が誠実さという中身まで評価するのに対し、春風駘蕩は場の空気やたたずまいの印象を描く語で、その人が何を成すかには触れない。「和顔愛語」が穏やかな表情と言葉づかいという本人の振る舞いを指すのに対し、春風駘蕩はもともと春の景色を言う語なので、人に使うときも努力の結果ではなく生まれつきの雰囲気として響く。
対義語: 疾風怒濤、波瀾万丈
こんなシーンで使う
もともとは春の風がのどかに吹くさまを言う語で、そこから人柄や場の空気にも使う。人について使うと、聞き手には「穏やかで角のない人」という好意的な像が届くと同時に、緊張感がない・危機感が薄いという含みも一緒に渡ることがある。「春風駘蕩の候」は三月から四月の改まった文面で使う時候の挨拶で、口頭のスピーチに持ち込むと硬く響く。自分について語る語ではなく、他人のたたずまいや場の空気を描く語である。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 春風駘蕩の類義語は?
- 温厚篤実、和顔愛語、和気藹々
- 春風駘蕩の由来は?
- 出典は特定されていない。四字熟語辞典・国語辞典のいずれにも、四字としての典拠の記載は確認できなかった。