温厚篤実(おんこうとくじつ)
性格が穏やかで人情に厚く、誠実であること。
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そのまま使える例文
推薦状に「温厚篤実な人柄で、部署を越えて信頼を集めている」と書かれていた。
深掘りに備える — 由来
複数の四字熟語辞典が典拠として『易経』大畜を挙げる。国立国会図書館のレファレンス協同データベースに登録された調査事例でも、五点の四字熟語辞典がそろって『易経』大畜を出典としていることが確認されている。
聞かれたら: 「『易経』大畜 彖伝「大畜、剛健篤実輝光、日新其徳…に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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複数の四字熟語辞典が典拠として『易経』大畜を挙げる。国立国会図書館のレファレンス協同データベースに登録された調査事例でも、五点の四字熟語辞典がそろって『易経』大畜を出典としていることが確認されている。該当箇所は大畜の彖伝「大畜、剛健篤実輝光、日新其徳」——大畜は剛健で内に厚く、その徳が光り輝いて日々新たになる——で、ただしここにあるのは「篤実」の二字であり、「温厚篤実」という四字の形が原典にあるわけではない。日本語での早い実例は、精選版日本国語大辞典が挙げる随筆『雲萍雑志』(一八四三年)の「温厚篤実の儒者なり」。四字熟語を知る辞典は井伏鱒二『黒い雨』(一九六五〜六六年)、阿川弘之『米内光政』(一九七八年)の使用例を挙げる。「温厚」は穏やかで角が立たないこと、「篤実」は情に厚く誠実なことで、性質の違う二つの美点を並べて人物像を作る形になっている。
似た語と間違えない
「温柔敦厚」が穏やかで人情に厚いという情の面をまとめて言うのに対し、温厚篤実は「篤実」に誠実さ・実直さが入るぶん、人柄だけでなく仕事の姿勢の評価としても使える。「和顔愛語」が穏やかな表情と言葉づかいという振る舞いを指すのに対し、温厚篤実は振る舞いの奥にある性質そのものを指す。
対義語: 軽佻浮薄、冷酷無情
こんなシーンで使う
他人の人柄を評するときの語で、自分について使えば自賛になる。ESや面接で自己PRに使うと、面接官には「穏やかで誠実」という主張だけが残り、判断や決断の力については何も伝わらない。推薦状・弔辞・就任の挨拶など、第三者を紹介する場でこそ本来の働きをする。ただし人物評として使う場合も、角のない褒め言葉であるぶん、聞き手に「ほかに言うことがない人」という含みで受け取られることがあるので、その人の具体的な行動を一つ添えると像が立つ。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 温厚篤実の類義語は?
- 温柔敦厚、温順篤実、和顔愛語
- 温厚篤実の由来は?
- 複数の四字熟語辞典が典拠として『易経』大畜を挙げる。国立国会図書館のレファレンス協同データベースに登録された調査事例でも、五点の四字熟語辞典がそろって『易経』大畜を出典としていることが確認されている。