獅子奮迅(ししふんじん)

獅子がふるい立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に取り組むこと。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
◎スポーツの目標試合での活躍の描写にも、意気込みの宣言にも使え、勢いが一度で伝わる
△面接自分に使うと自賛に聞こえやすいので、事実や他人の評価で裏づける
注意: 自分の働きぶりに使うと自賛に聞こえやすい。他人の活躍をたたえる使い方が自然。

そのまま使える例文

決勝戦では、エースが九回まで獅子奮迅の投球を見せ、チームを勝利に導いた。

スポーツ部の目標発表で主将が「今季は全員が獅子奮迅の働きで、県大会ベスト4を目指す」と宣言した。
スピーチ表彰式のスピーチで、復旧作業に獅子奮迅で当たってくれた同僚たちの名を挙げて感謝を述べた。
ES先輩から「あの月は獅子奮迅の活躍だった」と言われた経験を、受注件数の数字とともにESに書いた。
相手の猛攻を一人で防ぎ続けたキーパーの獅子奮迅の守りに、観客席から拍手が起こった。

深掘りに備える — 由来

出典: 『法華経』従地涌出品「諸仏師子奮迅之力」

もとは仏教の語で、獅子(師子)が奮い立つときの勢いを、仏の力強さにたとえた表現である。佛学大辞典(維基文庫)は、獅子が奮い立つと身の毛がよだち、その勢いが迅速で勇猛なので、仏の威猛にたとえるとし、『法華経』涌出品の「諸仏師子奮迅之力」を引く。

聞かれたら: 「『法華経』従地涌出品「諸仏師子奮迅之力」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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もとは仏教の語で、獅子(師子)が奮い立つときの勢いを、仏の力強さにたとえた表現である。佛学大辞典(維基文庫)は、獅子が奮い立つと身の毛がよだち、その勢いが迅速で勇猛なので、仏の威猛にたとえるとし、『法華経』涌出品の「諸仏師子奮迅之力」を引く。精選版日本国語大辞典も『法華経』従地涌出品を参考文献に挙げ、四字熟語辞典オンラインは出典を『大般若波羅蜜多経』とするなど、辞典によって挙げる経典は異なり、どの経が直接の出典かは確定できていない。日本語での古い用例として、精選版日本国語大辞典は道元『正法眼蔵』面授(1231〜53年)の「しばらくなんぢ獅子奮迅話を参学すべし」を挙げる。本来は仏の力を指す語だったが、のちに一般の人の激しい働きぶりをいう言葉として広まり、デジタル大辞泉は「激しい勢いで物事に対処すること」と説明する。四字熟語を知る辞典の用例にも、太宰治『トカトントン』(1947年)の「ほとんど半狂乱みたいな獅子奮迅をつづけ」など、近代の文章で人の働きにこの語を使った例が見える。なお経典の表記は「師子」で、「獅子」の字を使うのは日本での書き方である。

こんなシーンで使う

試合や繁忙期の活躍を描く語として、聞き手にも勢いがそのまま伝わる。他人の働きぶりをたたえる使い方が自然で、「獅子奮迅の活躍だった」と評すれば、聴衆は称賛として受け取る。自分について「獅子奮迅で働きました」と言うと自賛に聞こえやすいので、面接では誰かに言われたことにするか、何をどれだけやったかの事実で裏づけるとよい。目標の宣言なら「獅子奮迅の働きをします」と意気込みとして使え、チームメイトには気合いを共有する言葉になる。

よくある質問

獅子奮迅の由来は?
もとは仏教の語で、獅子(師子)が奮い立つときの勢いを、仏の力強さにたとえた表現である。佛学大辞典(維基文庫)は、獅子が奮い立つと身の毛がよだち、その勢いが迅速で勇猛なので、仏の威猛にたとえるとし、『法華経』涌出品の「諸仏師子奮迅之力」を引く。
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