四字熟語

心平気和しんぺいきわ

感情に左右されず、心を平らかで穏やかに保つこと。争いを起こす気持ちがまったくない、静かな状態を言う。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接対立した場面で何をしたかを続けて語れるなら効く
スピーチ口頭では字が浮かびにくく、意味を添えないと流れる
注意: 見出しに立てていない辞書もある語で、口頭では字が浮かびにくい。「心穏やかに」で足りる場面では言葉選びのほうが目立つ。

そのまま使える例文

スピーチ

年度初めの挨拶で「意見が割れたときこそ心平気和で話し合いたい」と述べた。

面接面接で「対立したときは心平気和を心がけ、まず相手が何を前提にしているかを聞き直します」と答え、実際に折り合いをつけた場面を続けて話した。
抗議の電話が続いても、彼は心平気和として応対を崩さなかった。
心平気和に読み返すと、自分の文章の粗が見えてきた。

深掘りに備える — 由来

出典: 程頤「明道先生行状」

四字熟語辞典オンラインは出典に、北宋の程頤が兄の程顥(明道先生)の事跡を記した「明道先生行状」を挙げる。ただしこの典拠を示すのは確認できた範囲では同辞典と、中国語の成語「心平気和」を立項する中国語辞典のみで、コトバンク収録の国語辞典各種はこの四字を見出しに立てていない。

聞かれたら: 「程頤「明道先生行状」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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四字熟語辞典オンラインは出典に、北宋の程頤が兄の程顥(明道先生)の事跡を記した「明道先生行状」を挙げる。ただしこの典拠を示すのは確認できた範囲では同辞典と、中国語の成語「心平気和」を立項する中国語辞典のみで、コトバンク収録の国語辞典各種はこの四字を見出しに立てていない。中国側の語釈が日本の四字熟語辞典に引き継がれた形とみられ、『孟子』『荘子』のような有名な古典に結びつける解説は確認できない。語の作りは「心(こころ)平(たい)らかに気(き)和(わ)す」と訓読され、心が平らであることと、気持ちが和らいでいることの二つを並べた形である。「平」も「和」も、荒れていないこと・角が立たないことを言う字で、こみ上げたものを抑え込むというより、そもそも波立っていない状態を指す。

似た語と間違えない

心平気和感情に左右されず、心を平らかで穏やかに保つこと。
平心静気感情の高ぶりを抑え、心を落ち着けて穏やかに保つこと。
虚心坦懐先入観やわだかまりを捨て、素直でおおらかな心でいること。
冷静沈着感情に流されず、常に落ち着いて物事に対処すること。

「平心静気」とは意味がほとんど重なる。あえて分けるなら、心平気和は「和す」の字のとおり争う気がない状態そのものを指し、平心静気は高ぶった気を静めるという動きを含む。「冷静沈着」が判断の正確さという思考の働きを指すのに対し、心平気和は感情の状態そのものを言う。「虚心坦懐」は先入観を捨てて相手を受け止める姿勢で、対人の構えである点が違う。

対義語: 怒髪衝天、周章狼狽

こんなシーンで使う

話し合いや折衝の場での構えを述べるときに向く。聞き手には「感情を持ち出さずに話を進められる人」と映るのが本来の線で、単に怒らない人という意味ではない。ただし日本語の文章で見かける頻度は低く、見出しに立てていない辞書もあるため、口頭で「しんぺいきわ」と言っても字が浮かびにくい。書いて示せる場面か、意味を一言添えられる場面のほうが届く。「心穏やかに」「冷静に」で足りるところにわざわざ持ち出すと、話の中身より言葉選びのほうが目立つ。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

心平気和の類義語は?
平心静気、虚心坦懐、冷静沈着
心平気和の由来は?
四字熟語辞典オンラインは出典に、北宋の程頤が兄の程顥(明道先生)の事跡を記した「明道先生行状」を挙げる。ただしこの典拠を示すのは確認できた範囲では同辞典と、中国語の成語「心平気和」を立項する中国語辞典のみで、コトバンク収録の国語辞典各種はこの四字を見出しに立てていない。
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