四字熟語

面目一新(めんもくいっしん)

これまでの印象や評価が、すっかり新しく生まれ変わること。世間の評判がよいほうへ一変する意味のほか、外見や中身のありさまをすっかり改める意味でも使う。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
△スピーチ過去の評価が低かった前提になるので、前任者のいる場では言い方に配慮する
○部活新体制の目標として、悔しい結果からの巻き返しを宣言する場面に合う
注意: これまでの評判が良くなかった前提になる語なので、前任者のいる場では言い方に配慮したい。

そのまま使える例文

新キャプテンは最初のミーティングで「昨年の悔しさを糧に、面目一新したチームを見せよう」と呼びかけた。

改修工事を終えた駅前の商店街は、見違えるほど面目一新した。
経営陣を刷新したその会社は、数年で面目一新を果たし、再び信頼を集めるようになった。
髪を短く切って眼鏡も替えたら、まさに面目一新だね。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。中国の故事や特定の人物の言葉に由来するという記載は、照合した日本の辞典には見当たらず、「面目」と「一新」を組み合わせた言葉と考えられる。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。中国の故事や特定の人物の言葉に由来するという記載は、照合した日本の辞典には見当たらず、「面目」と「一新」を組み合わせた言葉と考えられる。コトバンク収録の辞典で四字の見出しを立てるのは四字熟語を知る辞典だけで、デジタル大辞泉は「面目を一新する」という句の形で載せ、様子をすっかり改める意と、それまでの低い評価をすっかり変えさせる意の二つを挙げる。「面目」は、世間に対する名誉・体面という意味と、物事の外に現れたありさまという意味をあわせ持つ。精選版日本国語大辞典によれば、名誉の意は『菅家文草』(900年頃)、ありさまの意は森鷗外『青年』(1910〜11年)に用例があり、『日葡辞書』(1603〜04年)は名誉の意を「めんぼく」、顔や趣旨の意を「めんもく」と分けて載せている。同辞典は、この区別が実際にあったかは明らかでないとしつつ、名誉の意の例は「めんぼく」が圧倒的に多いと注記する。「一新」はすっかり改めて新しくすることで、同辞典の初出は『史記抄』(1477年)の「天下を一新せうと思たぞ」。明治維新を「御一新」と呼んだのもこの語である。二つの字義が重なるため、「評判がよいほうへ一変する」と「見た目や内容がすっかり変わる」の二つの使い方がある。読みは「めんもくいっしん」が見出しで、四字熟語辞典オンラインは「めんぼくいっしん」も併記する。四字熟語を知る辞典は用例として石川淳の小説『落花』(1955年)を挙げている。中国語でも使われ、台湾教育部の『重編国語辞典修訂本』は、もとの様子を改めて新しい姿を見せることと釈し、髪型と服装を変えた人の例文を添える。評判の意味は語釈に出てこない。同部の『成語典』は正文に立てず、付録に載せるだけである。魯迅が内山完造の著書に寄せた序文(『且介亭雑文二集』所収)にも「面目一新的結論」の形で見える(維基文庫で本文を確認)が、これが最初の用例だと確かめられているわけではない。

似た語と間違えない

面目一新これまでの印象や評価が、すっかり新しく生まれ変わること。
刷新
革新

「心機一転」は、辞典の語釈がそろって「気持ちがすっかり変わること」とするとおり、内面の変化に重心がある。「面目一新」は外から見た評判やありさまが変わることを言い、本人の気持ちには触れない。字面は近いが、照合した辞典にこの二語を類義語として並べるものはなかった。四字熟語辞典オンラインは類義語に「面目躍如」を挙げるが、こちらは世間の評価や地位にふさわしい活躍をする様子(四字熟語を知る辞典)で、すでにある評判どおりに力を見せる意味であり、評判そのものが変わる「面目一新」とは向きが異なる。「刷新」「革新」は、デジタル大辞泉が二字の「一新」の類語に挙げる語である。四字の「面目一新」の類語として載せる辞典は確認できず、根拠はこの一源にとどまる。「刷新」は弊害や悪い面を取り除いて新しくすること(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典)で、取り除く働きかけに重心があり、「面目一新」は変わった結果が外からどう見えるかを言う。対義語を挙げる日本の辞典は確認できなかった。台湾の『重編国語辞典修訂本』は反対語に「依然如故」(相変わらずもとのまま)を挙げ、日本語では「旧態依然」が意味の上で近いが、対として載せる日本の辞典は見当たらない。

こんなシーンで使う

新体制のスタートや就任の挨拶で「ここから変わる」という決意を示す言葉として使える。聞き手には、過去の評価を覆そうとする意気込みが伝わる。ただ、デジタル大辞泉が「面目を一新する」を、それまでの低い評価を変えさせることと説明するとおり、裏を返せば「これまでの評判は良くなかった」と認める響きがあるため、前任者や先輩が聞いている場では、それまでの取り組みを否定したと受け取られないよう言い方に気をつけたい。「昨年の結果を受けて」のように、変える対象を人ではなく結果や仕組みに置くと、聞き手は批判ではなく目標として受け取りやすい。形は「面目一新する」(四字熟語を知る辞典)と「面目を一新する」(デジタル大辞泉)のどちらも辞典に載っている。改装や模様替えのように見た目が変わった場合は、評価の含みなしで使える。人前で使う場合は、「めんもくいっしん」の読みを確認しておくと安心である。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

面目一新の類義語は?
刷新、革新
面目一新の由来は?
出典は特定されていない。中国の故事や特定の人物の言葉に由来するという記載は、照合した日本の辞典には見当たらず、「面目」と「一新」を組み合わせた言葉と考えられる。
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