虎視眈々(こしたんたん)

虎が獲物を鋭い目でじっと見据えるように、目標や好機を静かに待ち構え、すきがあれば逃さず動こうとするさま。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○スポーツの目標次の大会や試合に向けて静かに闘志を保つ姿を示せる
△面接「すきをねらう」含みがあり、ねらう対象を具体的に言わないと野心だけが目立つ
注意: 「すきがあればつけ入る」含みがあるため、ねらう対象を言わずに自分に使うと、野心だけが目立つ。

そのまま使える例文

スポーツ

全国大会での初戦敗退の悔しさを忘れず、来季の優勝を虎視眈々と狙っています。

面接面接で「入社後は数年かけて経験を積み、新規事業の立ち上げの機会を虎視眈々と待つつもりです」と話した。
新年の抱負として「虎視眈々」と書き初めに書き、資格試験の合格に向けて毎晩一時間を確保すると決めた。
競合他社は、こちらの値上げの時期を虎視眈々とうかがっている。
入部二年目の春、先輩のレギュラー争いを横目に、虎視眈々とメンバー入りのチャンスを待ち続けて練習量を増やした。

深掘りに備える — 由来

出典: 『易経』頤卦六四「顛頤吉、虎視眈眈、其欲逐逐、无…

デジタル大辞泉と精選版日本国語大辞典は、『易経』頤卦に基づく語とする。維基文庫の『周易』頤の六四の爻辞は「顛頤吉、虎視眈眈、其欲逐逐、无咎」で、「虎視眈眈」の四字はここに見える。

聞かれたら: 「『易経』頤卦六四「顛頤吉、虎視眈眈、其欲逐逐、无…に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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デジタル大辞泉と精選版日本国語大辞典は、『易経』頤卦に基づく語とする。維基文庫の『周易』頤の六四の爻辞は「顛頤吉、虎視眈眈、其欲逐逐、无咎」で、「虎視眈眈」の四字はここに見える。頤は口でものを養うことを表す卦で、この一節の読み方は注釈によって分かれるが、虎が獲物を見据えるように鋭い目でねらい、求めるものを絶えず追い続けても咎めはない、という趣旨と解する説明がある。「眈眈」は欲深そうな目つきでねらう様子を指す(四字熟語を知る辞典)。日本語での古い用例として、精選版日本国語大辞典は寺門静軒『江戸繁昌記』(1832〜36年)を挙げる。今日の辞典は「じっと機会をねらい、すきがあればつけ入ろうとうかがう」と説明し、機会を逃さない意味合いに重心を置く。語の核は、動く前の見極めと待機の時間にある。なお表記は「虎視眈眈」で、「眈々」と踊り字を使った形も同じ語として扱われる。

こんなシーンで使う

静かに力を蓄えながら好機を待つ姿として聞こえるので、大会前の意気込みや、長期の目標を語る場面で、聞き手に落ち着いた闘志を感じさせる。一方で「すきがあればつけ入る」という含みがあり、他人について使うと警戒や敵意を帯び、自分の昇進や入社後の希望に使うと、面接官には野心の強さや、会社のすきをねらう人のようにも聞こえかねない。ねらう対象を必ず言葉にして、「成長の機会」「新しい役割」のように中身を具体的にすると、前向きな意欲として受け取られる。

よくある質問

虎視眈々の由来は?
デジタル大辞泉と精選版日本国語大辞典は、『易経』頤卦に基づく語とする。維基文庫の『周易』頤の六四の爻辞は「顛頤吉、虎視眈眈、其欲逐逐、无咎」で、「虎視眈眈」の四字はここに見える。
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