そのまま使える例文
面接で「座右の銘は感謝です」と答え、引退後も毎月、顧問の先生へ練習の記録を送り続けていることを続けて話した。
深掘りに備える — 由来
特定の人物の言葉や故事に始まる語ではないが、漢籍に用例がある。精選版日本国語大辞典は『南史』庾登之伝を参照として示し、日本での初出の実例に『太平記』(14世紀後半)の「入道斜めならず感謝して」を挙げる。
聞かれたら: 「『南史』庾登之伝に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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特定の人物の言葉や故事に始まる語ではないが、漢籍に用例がある。精選版日本国語大辞典は『南史』庾登之伝を参照として示し、日本での初出の実例に『太平記』(14世紀後半)の「入道斜めならず感謝して」を挙げる。『南史』巻三十五では、同格だった謝晦の下で長史になった庾登之が、不満を抱えたまま着任の挨拶状に「即日恭到」とだけ書き、「初無感謝之言」(もとより感謝の言葉はなかった)とある。漢籍のこの例は、感謝を述べなかったことを咎める文脈で現れる。日国の語誌は、中世・近世の辞書や節用集類には見出しがなく、一般に定着したのは明治時代に入ってからと思われると記す。字通は「感謝」を「礼をいう」と釈す。字面から読めるのは、心に感じたことを礼として表すという構成である。
似た語と間違えない
辞典が類語に挙げる「謝意」は感謝の気持ちそのもので、「謝意を表す」と改まった文章に向く。「多謝」は礼を述べる文語的な言い方、「謝恩」は恩を受けた相手に礼を返すことで、「謝恩会」の形で目にする。感謝は、気持ちと礼を述べる行為の両方を指す点が広い。デジタル大辞泉の類語欄には「謝罪」「陳謝」も並ぶように、「謝」の字は礼にもわびにも使われるが、感謝はありがたく思う側にだけ向かう。「ありがとう」が相手に直接かける言葉であるのに対し、感謝は心の状態や、改まった表明まで含む。対義語を立てる辞典は確認できなかった。
こんなシーンで使う
読みも意味も平易で一度で通じるぶん、「座右の銘は感謝です」だけでは、面接官には誰もが口にする価値観に聞こえ、他の候補者と区別がつかない。誰にどんなことをしてもらい、自分は何を返したかを一つ添えると、言葉と行動が一致していることが伝わる。スピーチでは冒頭か結びに置くと聴衆に温かい印象が残るが、「感謝します」を重ねると定型の挨拶に埋もれ、手紙では「感謝申し上げます」「御礼申し上げます」と改めた形のほうが目上に硬すぎず届く。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 感謝の類義語は?
- 謝意、多謝、謝恩
- 感謝の由来は?
- 特定の人物の言葉や故事に始まる語ではないが、漢籍に用例がある。精選版日本国語大辞典は『南史』庾登之伝を参照として示し、日本での初出の実例に『太平記』(14世紀後半)の「入道斜めならず感謝して」を挙げる。