四字熟語

十人十色(じゅうにんといろ)

好みや考え方、性格などは、人によってそれぞれ違うということ。十人いれば十通りの違いがある、という数え方で多様さを言う。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○スピーチチームづくりで違いを前提にする姿勢を示せる。議論の打ち切りに聞こえない使い方を
注意: 議論の場で「十人十色だから」と添えると、話を打ち切る言葉に聞こえることがある。

そのまま使える例文

スピーチ

新チームの結成式で、「得意も考え方も十人十色のメンバーです。違いをぶつけ合って強くなります」と挨拶した。

ゼミの討論で意見が十人十色だと気づいてから、結論を急がず、各自の理由を先に聞くようにした。
好みは十人十色で、同じ映画を見ても感想が一致したことはほとんどない。
「辛さの好みは十人十色だから、薬味は別皿で出そう」と幹事が提案した。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。故事や漢籍に基づくという記載は、デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・ことわざを知る辞典・四字熟語辞典オンラインのいずれにも見当たらない。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。故事や漢籍に基づくという記載は、デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・ことわざを知る辞典・四字熟語辞典オンラインのいずれにも見当たらない。四字熟語辞典オンラインは「十人いれば十の種類に分かれる」という字面どおりの意味から成るとする。精選版日本国語大辞典が初出の実例に挙げるのは、19世紀中ごろの人情本『清談若緑』の一節で、「十人十色の生酔客。千差万別それぞれに」と千差万別と並べて使われている。同辞典は「十人が十色」「十人寄れば十色」も同義として載せる。中国の古典にも似た発想はあり、『春秋左氏伝』襄公三十一年には、鄭の子産が「人心之不同、如其面焉」(人の心が違うのは顔が違うのと同じだ)と述べる場面がある。ただしこれを十人十色の出典とする辞典は確認できていないため、似た発想の先行例として挙げるにとどめる。なお、同名の『十人十色』はイギリスの劇作家ベン・ジョンソンの喜劇(原題 Every Man in His Humour、1598年初演)の邦題としても知られ、ブリタニカ国際大百科事典に項目があるが、この四字熟語とは別のものである。

似た語と間違えない

十人十色好みや考え方、性格などは、人によってそれぞれ違うということ。
千差万別
各人各様
百人百様

「千差万別」は物事の違いが多様なことを客観的に述べ、人以外にも広く当てはまるのに対し、十人十色は人の好みや考え方に焦点を当てる。「百人百様」「各人各様」は数え方や言い回しの違いで、意味はほぼ重なる。「三者三様」は三人の違いを言う語なので、人数が多い場面では十人十色が収まる。カタカナ語の「多様性」と違い、十人十色の語自体は違いがあることを言うだけで、それを価値として認める含みまでは持たない。

こんなシーンで使う

チーム結成や新体制のあいさつで、違いを前提に組織をつくる姿勢を示すと、聞く側には柔軟で懐の深い人に映る。反対に、議論の場で相手の主張に「まあ十人十色だから」と添えると、話を打ち切って突き放す言葉として聞こえやすい。座右の銘にする場合も、面接官は「では自分はどう違いに向き合うのか」と深掘りするので、違いを知って行動を変えた経験を一つ用意しておきたい。辞典の見出しの読みは「じゅうにんといろ」のみで、「じゅうにんじゅういろ」と読ませる形は載っていない。

よくある質問

十人十色の類義語は?
千差万別、各人各様、百人百様
十人十色の由来は?
出典は特定されていない。故事や漢籍に基づくという記載は、デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・ことわざを知る辞典・四字熟語辞典オンラインのいずれにも見当たらない。
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