四字熟語

一閃いっせん

刃物や稲妻などが、ぴかりと一瞬光ること。また、そのひらめき。光そのものだけでなく、目で追えないほど動きが速いさまにも使う。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
面接蓄積の話とセットにしないと運任せに読まれる
ES単独で座右の銘に置くと文学寄りに見える
スピーチ掴みの一語としては置きやすい
部活決定的な一手を指す語として通じる
注意: 単独で掲げると剣戟や必殺技の語感が先に立ち、成果を運任せのひらめきと読まれる余地がある。

そのまま使える例文

一閃のひらめきで解けた話ではなく、三か月分の失敗の記録があったから見えた答えでした。

表彰式で彼は、あの一閃は偶然ではないと前置きしてから、練習量の話を始めた。
暗い水面を照らして、灯台の光が一閃した。
木立の奥で刃のような光が一閃し、雷鳴が遅れて届いた。

深掘りに備える — 由来

出典: 唐・孟郊「峡哀」

精選版日本国語大辞典は「一閃」の漢籍出典として唐の孟郊「峡哀」を挙げる。三峡の急流で命を落とした者を悼む詩で、「齏粉一閃間、春濤百丈雷」——体が砕けて粉になるのはひらめく間のことで、春の波は百丈の高さで雷のように鳴る——という句が見える。

聞かれたら: 「唐・孟郊「峡哀」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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精選版日本国語大辞典は「一閃」の漢籍出典として唐の孟郊「峡哀」を挙げる。三峡の急流で命を落とした者を悼む詩で、「齏粉一閃間、春濤百丈雷」——体が砕けて粉になるのはひらめく間のことで、春の波は百丈の高さで雷のように鳴る——という句が見える。ここでの「一閃」は刀のきらめきではなく「またたく間」、つまり時間の短さを言っている。日本語で今まず思い浮かぶ「白刃が光る」像のほうは、後から強まったものと考えられる。同辞典が挙げる日本語の早い例は小栗風葉『恋慕ながし』(一八九八年)の「血糊の出刃を取正さうとする時疾く、白光一閃」で、こちらは刃物の光である。字の側では、「閃」は説文解字に「闚頭門中なり」とあり、門のすきまから頭を出してのぞく形が原義とされる。戸口を人影がよぎる一瞬から「ひらめく」の意になったと説明される。

似た語と間違えない

一閃刃物や稲妻などが、ぴかりと一瞬光ること。
閃光
刹那極めて短い、一瞬の時間。
電光石火

同じ一瞬でも、「刹那」が時間の短さそのものを指すのに対し、一閃は「光った」という出来事に重心がある。だから刹那は集中や覚悟の話に向き、一閃は切れ味や決定的な一手の話に向く。「疾駆」「疾風迅雷」が持続する速い動きを描くのに対して、一閃には持続がなく、点としての一回だけがある。「颯爽」が姿勢や所作の印象語であるのとも違い、一閃はむしろ速すぎて姿が見えないことを言う。なお、辞書に立項された対義語は見当たらない。ここに挙げた反対の語は、語感を対比させるための目安として示すもので、辞書が定めた対義語ではない。

対義語: 持続、恒常、熟慮

こんなシーンで使う

一瞬の輝きを指す語なので、掲げれば必ず「その一瞬までに何を積んだのか」を問われる。面接やESで使うなら、ひらめきの側ではなく、一閃に見えたものが実は蓄積の結果だったと自分から先に種明かししておくと、運任せには聞こえない。聞き手には鋭さと切れ味の像が届く一方、剣戟や必殺技の語感を思い出す人もいて、フィクション寄りの印象を持たれることがある。ビジネス文書では「電光一閃」「紫電一閃」の形で慣用句として使うほうが通りがよく、単独の「一閃」は文学寄りの響きになる。避けたいのは、自分の成果を一閃と呼んで、過程を省いてしまうことだ。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

一閃の類義語は?
閃光、刹那、電光石火
一閃の由来は?
精選版日本国語大辞典は「一閃」の漢籍出典として唐の孟郊「峡哀」を挙げる。三峡の急流で命を落とした者を悼む詩で、「齏粉一閃間、春濤百丈雷」——体が砕けて粉になるのはひらめく間のことで、春の波は百丈の高さで雷のように鳴る——という句が見える。
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