四字熟語
比翼連理(ひよくれんり)
二羽の鳥が一つの翼で共に飛び、二本の木の枝が結びついて一つになるように、離れがたく結ばれた男女の深い愛情のたとえ。夫婦や将来を誓い合った二人など、すでに深く結ばれた関係について使う。
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由来
出典は白居易(772〜846年)の「長恨歌」。玄宗皇帝と楊貴妃を詠んだこの詩の終盤に「在天願作比翼鳥/在地願爲連理枝」(天に在っては願わくは比翼の鳥と作らん、地に在っては願わくは連理の枝と為らん)という対句があり、ここに並ぶ二つの比喩を後世に四字へ圧縮したのが「比翼連理」である。原典に「比翼連理」の四字がそのまま並んでいるわけではない。「比翼の鳥」は白居易の創作ではなく、それ以前の中国の書物に見える伝説上の鳥で、二羽が翼を並べて初めて飛ぶ姿から、離れては成り立たない仲のたとえに用いられる。「連理の枝」は二本の木の枝が結びついて一体になったもの。日本語としての用例は鎌倉期にさかのぼり、『吾妻鏡』建仁二年(1202年)や『宴曲集』(1296年頃)に見える(『精選版 日本国語大辞典』)。
例文
- 結婚披露宴の祝辞で「お二人が比翼連理の間柄であり続けることを願っています」と述べた。
- 金婚式の挨拶で、両親の五十年を比翼連理と呼んで紹介した。
- 二人は周囲がうらやむほどの比翼連理の仲で、仕事の相談も互いにしていた。
- 比翼連理を誓った相手だからこそ、意見の違いも正面から話せる。
類義語・対義語
同じ深い仲でも、「偕老同穴」は共に老い同じ墓に入るという誓いの重さに、「琴瑟相和」は日々の暮らしの調和に重心がある。「比翼連理」は離れがたく結ばれていることそのものを、鳥と木という二つの比喩で描く点が違う。
こんなシーンで使う
結婚披露宴の祝辞や記念日の挨拶で、すでに深く結ばれた二人を祝う語として収まる。聞き手には「この二人の関係をきちんと敬っている」という姿勢が伝わる。ただし語義が男女・夫婦の情愛に限られるため、一般の解説記事でも、ビジネスパートナーや仲のよい同僚に向けて使うことは避けるよう説明される。付き合い始めたばかりの二人に向けると重すぎる言葉にもなりやすい。就職活動の自己PRや座右の銘として掲げる語ではない。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 比翼連理の類義語は?
- 偕老同穴、琴瑟相和、鴛鴦之契
- 比翼連理の由来は?
- 出典は白居易(772〜846年)の「長恨歌」。玄宗皇帝と楊貴妃を詠んだこの詩の終盤に「在天願作比翼鳥/在地願爲連理枝」(天に在っては願わくは比翼の鳥と作らん、地に在っては願わくは連理の枝と為らん)という対句があり、ここに並ぶ二つの比喩を後世に四字へ圧縮したのが「比翼連理」である。