剛毅(ごうき)
意志が強く気力にあふれ、何事にも屈しない気性のこと。人柄そのものを評する語で、『論語』の「剛毅木訥、仁に近し」の一節で知られる。
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そのまま使える例文
面接で「剛毅な人でありたい、というのが座右の銘です」と答え、反対の多かった提案を取り下げずに通した経験を続けて話した。
深掘りに備える — 由来
「剛毅」は『論語』子路篇の「剛毅木訥、仁に近し」に見える語で、字書『字通』も「剛毅」の項にこの一節を引く。「剛」は強くて折れないこと、「毅」は決断してくじけないことを表し、二字を重ねて意志の強さと気力の充実を言う。
聞かれたら: 「『論語』子路第十三「剛毅木訥、近仁」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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「剛毅」は『論語』子路篇の「剛毅木訥、仁に近し」に見える語で、字書『字通』も「剛毅」の項にこの一節を引く。「剛」は強くて折れないこと、「毅」は決断してくじけないことを表し、二字を重ねて意志の強さと気力の充実を言う。精選版日本国語大辞典は『荀子』非十二子篇にも言及したうえで、日本語の文献での早い実例として『家伝』(760年頃)の「山田臣の人と為りを察するに、剛毅果敢にして威望も亦た高し」を挙げており、奈良時代にはすでに人物評の語として使われていたことが分かる。江戸期の『集義和書』(1676年頃)には「常の武士のやうに剛毅(ガウキ)にもなく、〈略〉静なる体なり」と、剛毅でないことを述べる用例もあり、武士に期待される気質を指す語として通用していたことがうかがえる。なお『論語』の一節は「仁に近し」であって「仁である」とは言っていない。剛毅それ自体が徳の完成なのではなく、仁へ向かう素地として評されている点は、掲げるときに押さえておきたい。
似た語と間違えない
「剛毅果断」が決断の思い切りのよさまで含むのに対し、二字の「剛毅」は決断の速さには触れず、気性の強さそのものを指す。「剛毅木訥」は同じ「剛毅」を含むが、口数の少なさまで含めて人柄を描く点が違う。「不屈」が外圧に折れなかったという結果を言うのに対し、剛毅はもともと備わった気質の側を言う。「豪胆」は恐れない度胸を指し、意志を通し続けることには触れない。
対義語: 柔弱、優柔不断
こんなシーンで使う
就任や送別の挨拶で人柄を評する場面、書き初めやスローガンとして意志の強さを掲げる場面に向く。聞き手には「決めたことを人の顔色で変えない人」という像が伝わる。ただし辞書の用例が示すとおり、これはもともと他人を評するのに使われてきた語で、自分で「私は剛毅です」と名乗ると自賛に聞こえやすい。面接で使うなら「剛毅でありたい」という目標の形にし、意志を通した具体的な場面を添えると角が立たない。
以下のテーマ・シーンでよく使われます。
よくある質問
- 剛毅の類義語は?
- 剛毅果断、剛毅木訥、意志堅固
- 剛毅の由来は?
- 「剛毅」は『論語』子路篇の「剛毅木訥、仁に近し」に見える語で、字書『字通』も「剛毅」の項にこの一節を引く。「剛」は強くて折れないこと、「毅」は決断してくじけないことを表し、二字を重ねて意志の強さと気力の充実を言う。